文春オンライン

2022/06/04

月収が突然700万に…「この棚の服、全部ください」の“荒れた”生活をやめたきっかけ

――ストイックに芸能界一本で頑張っていこうとされていたんですね。

小野 でも結局、習い事も続きませんでした。だから役者一本でやっている職人肌の方には本当に憧れます。

 お芝居を見に行くと昔は「私も頑張らなきゃ!」だったのに、今は観客と一緒に「すご~い(ハート)」って感じで、完全に田舎のおばさんですね(笑)。

写真=佐藤亘/文藝春秋

――一方、先日出演されたTV番組で、一番売れていた時代の月収が700万円だったと告白されていました。

小野 それまでアルバイトを掛け持ちしてやりくりしてたのに、突然、小娘が使っても使い切れないほどのお金が振り込まれてきて……。忙しいストレスも相まって、金遣いが一気に荒くなりました。

 服屋さんで「この棚全部ください」みたいなセレブ買いをしてみたり、一杯3000円のラーメン食べてみたり……。

 その中でもタクシー代が特にひどくて、東京から千葉の実家までタクシーで帰ることもしょっちゅうでした。

――散財っぷりを見つめ直す瞬間があったのでしょうか。

小野 税理士さんから「この勢いでタクシーに乗り続けたら、1000万円超えの外車を3年償却で乗っているのと同じ計算になるね」と言われました。その意味はいまだに理解できていないんですけど、ヤバいことをしていることだけはわかったので(笑)、そこからは反省して。

写真=佐藤亘/文藝春秋

 で、毎月10万円を強制的に積み立てつつ、免許を取りに行ってマイカーを持ち、不動産も買って、資産として残るようなお金を使うようになったんですね。

 でも、月々4万2000円もする駐車場代を払うのが馬鹿らしくなって。もともと憧れもあったし、「一軒家なら駐車場ただじゃん!」と、小さな一軒家に買い替えて、今は木更津に落ち着いた感じです。

――では小野さんは一軒家を2回買っているんですね。

小野 「あれば使ってしまうタイプ」だという自覚はありますから、買っちゃうとお金もなくなるので、自分にはその方がいいかなって(笑)。困ったら最悪、売ればいいですしね。