5月26日、常習賭博や売春処罰法違反などの罪に問われていた韓国グループ・BIGBANGの元メンバー、V.I(32)の有罪が確定した。懲役1年6カ月。
9つもの罪で有罪となったV.I。一体どんな人物なのか。BIGBANG時代のスキャンダル、日本での“夜遊び”の様子を報じた「週刊文春」の記事を再公開する。(初出:週刊文春 2016年7月28日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)
◆◆◆
7月12日、米経済誌「フォーブス」は、「世界で最も稼ぐ有名人100人」を発表。アジア人トップの54位にランクインしたのが、韓国の男性アイドルグループBIGBANGだった。
同誌によると、昨年のツアー収入は約44億円。所属事務所の売り上げの約4割は日本からの収入だという。
06年に韓国でデビューしたBIGBANGは、2年後、日本でも本格的に活動を開始。作詞・作曲を手掛けるG-DRAGONを筆頭に、5人のメンバーは、それぞれソロで活動することも多い。
韓国の芸能事情に詳しいライターが語る。
「彼らは、日本のSMAPのようにメンバーの個性や役割がバラバラです。5人のバランスと音楽性の高さが評価され、国内だけではなく海外にも多くのファンがいます。アジアはもちろん、アメリカやイギリス、カナダなどでもツアーをしており、どの国でもチケットは即日完売。他のK-POPアイドルとは一線を画す存在です」
昨年から今年にかけて開催された来日ツアーでは海外アーティストで史上初となる3年連続のドームツアーを達成。今年上半期のコンサートの観客動員数は、ジャニーズや国内のアイドルを抑え、BIGBANGがトップだという。
人気と比例するように、スキャンダルも少なくない。
「11年には、リーダーのG-DRAGONが大麻を吸引し韓国検察に摘発されています。『日本人からもらった煙草を吸っただけで大麻とは知らなかった』と釈明、使用量が少ないため起訴猶予処分となっています。翌年には、日本のバラエティ番組に出演していたV.Iと肉体関係を持ったという女性が、『性行為の最中に何度も首を絞められた』『事が済むとタオルを投げつけられた』と、『FRIDAY』(12年9月28日号)に赤裸々に語り、ファンに衝撃を与えました」(週刊誌記者)
同誌の発売後、V.Iは、韓国のテレビ番組でこんな発言をしている。
「(その記事で)僕は大人への扉をノックした」
言葉通り、その後、V.Iの東京での夜遊びは拍車がかかっている。