妻と飼い犬と一緒に散歩する姿も…
小型の犬を室内で飼っていて、夫が抱っこしていたり、夫婦と犬で散歩したりしている姿をみました。手先が器用な方なのか、ウッドデッキを自分で作っていて。そのウッドデッキにテーブルを置いて、奥さんと2人でお茶を飲む姿も見たことがありました。
仲の良い新婚夫婦なのかな、と思っていました。でも住み始めて半年くらいで、夫が『川崎に転勤になりました』と挨拶にきてね。それからは別荘のように使っていました」
家は近隣にありながら三瓶容疑者の名前は知らなかったという高齢男性。最近、容疑者について“ある異変”に気づいていたという。
「別荘としての使用ですからね、金曜の夜ぐらいにきて、日曜に帰るという感じだったんです。頻度は1カ月か2カ月に1度ぐらい。奥さんと2人で来ることもありましたが、2カ月前ぐらいからは奥さんを見なくなりました。
それで最近で言うとね、夫だけで5月中旬ぐらいの平日に来ていたので、『仕事は大丈夫なのかな』と思ったのを覚えています。6月4日くらいまで車が停まっていて、長い滞在だなと不思議に思っていました。それで今週の月曜日(6月13日)ごろかな、警察官がスコップを持って、10台ぐらいの車両がきていました。『事件現場になるかもしれないので、ここに規制線を張らせていただきます』と言われたんです。ものものしい感じでしたが、まさかこんなことになっているとは思いませんでした」
現在の三瓶容疑者の住居だった神奈川県南足柄市のアパートは、近くに川が流れ、山の麓にある静かな住宅街にある。18日に記者が訪れると、容疑者宅のカーテンの隙間からは干された洗濯物が見え、玄関扉の前には容疑者のものと思われる自転車が置かれており、生活感があった。