「浜名湖の大乱交パーティーのことを、田淵と加藤は『東と西のエロ対決!』と呼んでいました。東京からも関西からも人が集まるので1年で一番儲かるイベントだったようで、2人は特に張り切っていました。相当な額稼いでいたみたいですよ」(田淵容疑者らの乱交パーティーに参加したことがある男性)
静岡県警は12日、貸別荘で120人規模の乱交パーティーを主催したとして、自称自衛官の田淵照明容疑者(54)と自称看護師の加藤砂恵子容疑者(51)を公然わいせつほう助容疑で現行犯逮捕した。他にも複数人の前で、全裸で抱き合ったとして、客の自称会社経営の男(52)と自称専門学校生の女(34)を逮捕した。
事件が発覚するきっかけは、5月に寄せられた元参加者からの匿名通報だった。捜査関係者によると、前代未聞の100人オーバーという数字に、署で対応した警察官も「連行・留置できる人数のキャパを大幅に超えてしまう 」と戸惑いを隠せなかったという。
アダルト掲示板で有名なカップル「シュン」と「リンコ」
そんな地元を困惑させる“お騒がせパーティー”の主催者2人は、アダルト掲示板では有名な主催者だったという。田淵容疑者らの乱交パーティーの元参加者の男性が証言する。
「田淵は自らを『シュン』、加藤は『リンコ』と名乗っていました。シュンは結婚していたと思いますが、リンコは独身。2人のプライベートでの肉体関係はわかりませんが、シュンは年齢もあってか“勃ち”が悪く、パーティーで2人がセックスしているのは見たことがありません。アダルト掲示板のなかでは『熟カップル』というハンドルネームを使っていて、有名なカップルでした」
アダルト掲示板にある2人のプロフィールを見ると、「非日常空間…淫靡な空間…をこよなく愛する者です! 様々な趣味、趣向を癖として共有する人達と一緒にこの空間を無理なく、真のエロスとして楽しめたらと思います!」という自己PRが記載され、加藤容疑者と思われる尻を突き出した女性など、卑猥な写真9枚が掲載されている。
田淵容疑者は元々別の女性と“パートナー”を組んでいたが、「金にケチすぎる」と言われ、そりが合わず解消。その後加藤容疑者と知り合い、新しい相棒として7~8年前から2人で乱交パーティーの主催を始めたという。
「2人は元々よくパーティーに出入りしていたのですが、雑司が谷の高級マンションを借りて、月に1回ペースで昼間から翌朝まで100人規模のパーティーを開くようになりました。人の出入りはあるものの、同時に50人以上部屋にいるので、ドロドロの汗を早く流したいのにシャワー待ちの行列が凄かったのを覚えています。マンションの契約が切れてからは、浅草の貸店舗を借りて同じような規模のパーティーを開催していました。徐々に手を広げていて、新宿・歌舞伎町の高級ビジネスホテルで20人ほどの少人数パーティーを開くこともありました」(同前)