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16歳から100万円以上をつぎ込んでZ400GPを“族車仕様”に…生粋の旧車マニアが「もう改造はやめる」と決めた“納得の理由”

風とひとつに、青春ライダー #3

2022/06/30

 バイク人口が80年代のピーク時から激減するなか、時代を超えて「人馬一体の歓び」に目覚める若者がいる。「昭和バイク」と心を通わす令和ライダーたちの、ヘルメットを脱いだ素顔に迫る!(全4回の3回目/続きを読む)

80年代の文化に憧れて

 今21歳で、このZ400GPを買ったのが16歳の時だったので、もう5年くらいですね。もともと、小さいときから親の影響で旧車が好きだったんです。

地元の旧車好きが集まるツーリングチームのツナギ。昭和の風を感じさせる

 親が昔こういうバイクに乗っていて、自分が物心ついたときにはもう降りていたんですが、当時のバイクの話を聞いたり、写真を見たりしているうちに、自分も乗ってみたいなと思うようになりました。

 バイク以外にも旧車全般が好きで、車はソアラに乗っています。バブルで流行った2代目のモデルなので、もう30年以上前の型ですね。80年代の文化というか、雰囲気が好きなんですよね。

Z400GPに乗る「ふうま」さんと、彼女の「あや」さん。お互い旧車好きのカップルだ

 今日は後ろに彼女を乗せてきたんですが、彼女の方も旧車が好きで、バイクと車の両方を維持しています。バイクがRG250Eで、車は70年代の330グロリアです。

 一緒にツーリングやドライブにもよく行きますけど、やっぱりお互い、旧車の維持費には悲鳴を上げていますね。自分はこれとソアラのほかにペケジェー(ヤマハ・XJ400)も持っているんですけど、税金と車検だけでもカツカツです。

 仕事は建築業で、現場で外壁を貼るような仕事をしていますが、車とバイクのために働いているような感じです。

族車然としたロケットカウルが目立つが、ばっちり車検にも対応している

 このバイクは当時50万円くらいで買ったんですが、今は200万円近くなっているので、その意味では早めに買っておいてよかったですね。ただ、エンジンのオーバーホールをしたり、外装を塗ったりしているんで、買ってからも100万円くらいかかっていると思います。でもそのおかげで、今のところはとても快調です。

 車検にも通るように改造しているんですが、こういう見た目だと絡まれることも多いです。族車仕様に乗っていても、昔の暴走族みたいなことをする人は減っていますけど、やっぱり迷惑をかける人もいるので、悪く思われても仕方がないのかなと思います。

16歳の頃から乗っているだけあり、ラッパにも年季が入っている

 自分としてももう、いつまでもこういう仕様には乗っていられないなと思っていて、このバイクも純正に戻していくつもりです。シンプルに、旧車の乗り味を楽しんでいきたいですね。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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