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《顔出し告発》「ファンと連絡を取ったら200万円以上の損害賠償」16歳新人アイドルが涙のSOS ライブアイドル大手事務所の“ブラック誓約書”とは

《顔出し告発》「ファンと連絡を取ったら200万円以上の損害賠償」16歳新人アイドルが涙のSOS ライブアイドル大手事務所の“ブラック誓約書”とは

genre : エンタメ, 芸能

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 小咲さんは徐々に精神的に追い詰められ、ついに“事件”が起きてしまった。小咲さんの母親が当時をこう振り返る。

「実は昨年3月、夫を白血病で亡くしました。娘は末っ子で、小さいときからパパに可愛がられていて10年にわたる闘病中もずっと寄り添ってきました。葬儀のときは歩けない程取り乱しました。私も精神的に不安定になってしまい、『#PANnana』の仕事でも辛いことが続いた7月に行方不明になってしまったんです。事務所と相談して捜索願を出したのですが、娘が警察に保護されたのは3カ月後。見つかった時はかなり精神的に参っていて、約1カ月入院しました」

2021年4月の契約書には小咲さんと小口氏、そして小咲さんの母親の署名が並んでいる

「いま辞めたら賠償金が発生すると言われました」

 小咲さんは11月に退院したものの、アイドル活動へのモチベーションは一向に回復せず憔悴するばかりだった。それでも12月に、小咲さんと母親は東京で小口氏と話し合いを持った。

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「12月に小口社長と面会した際に、いま辞めたら賠償金が発生すると言われました。動揺する私に、社長は気分転換をかねて『ネコプラ』の妹グループのレッスンを見学に来るよう言われました。見学へ行くとなぜかオーディションを受けることになり、最終的に『ネコプラ』に加入することになっていました。『どうせやめられないなら…』と思い、今年の1月4日から新メンバーとして活動することになりました」(小咲さん)

 大阪で活動していた「#PANnana」から東京圏が拠点の「ネコプラ」への移籍に伴って、2022年1月に小咲さんは家族と離れて1人で上京。だがわずか3カ月後に、A氏から大金を請求されることになってしまった。(#2へ)

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

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