文春オンライン

優木まおみ(42)の挫折と脱“エロかしこい”ができたワケ「誕生日に深夜まで働いて、何してるんだろうって泣いたことも」《歌手、グラドル、バラエティタレント、ピラティス講師…》

#1

genre : エンタメ, 芸能

note

優木 こんな忙しくてストレスもたまる生活を続けてるけど、私の本当にやりたいことはできてるんだろうか。このまま忙殺されるまま、歳を重ねてしまうんじゃないか。そう思っていた時に、爆笑問題の田中裕二さんからもらった言葉が今でも心に残っています。

©文藝春秋

「やりたいことができるまで売れればいい」

――『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』(日本テレビ系)に第二秘書として出演されていました。

優木 田中さんからは「あるボーダーを超えちゃえば、自分のやりたいことができるようになるよ。そのボーダーを超えられるように、今は将来の不安のことは忘れて、やれることを精一杯やってみたら?」「周りが気を遣ってやりたいことをやらせてくれるようになるまで売れたらいいんだよ!」って。

ADVERTISEMENT

 その言葉がすごく刺さって、気持ちが吹っ切れました。やれるだけやってみようと思って必死で頑張って。30歳くらいになった時、ふと気が付くと司会やコメンテーターなどやってみたいと思っていた仕事が舞い込むようになってきたんです。

©文藝春秋

――巡り巡って、自分のやりたい仕事ができるようになったんですね。実際にやってみて、どうでしたか?

優木 それが実際にやってみたら、「これが自分の一番好きだったことか?」というのがよくわからなかったんです。22歳で事務所に入って8年くらい芸能活動をする中で、グラビアタレントとしてのプライドや「アナウンサーさんとは私は違う!」という気持ちが芽生えていたんですね。私は「アナウンサー試験に落ちたからこの仕事をしてるわけじゃないんだ」って、ポジティブな気持ちが持てるようになっていた。

 これまでの自分に向き合えるようになるまで、10年くらいかかったのかな。人生って、成功ばかりじゃなくてずっと迷いですよね。

撮影=佐藤亘

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

優木まおみ(42)の挫折と脱“エロかしこい”ができたワケ「誕生日に深夜まで働いて、何してるんだろうって泣いたことも」《歌手、グラドル、バラエティタレント、ピラティス講師…》

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー