「吉沢さん、最近どうですか?」「ポメラニアンの様な男の子に貢いでます」――ひょんなことから年下ホストにドハマリしたグラドルの吉沢さりぃさん。

 毎日LINEをして、2日にいっぺんは長電話。彼が求めるものを買い与え、それを知った友人からは「SEX付きの無料ウーバーイーツ」と呼ばれるほどの溺愛ぶり。

 しかし、そんな甘い季節も長続きはしなかった……。彼女を襲った「元カレのひどい嫌がらせ」とは? 吉沢さんの新刊『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』より一部抜粋してお届けする。(全3回の3回目/#1#2を読む)

ADVERTISEMENT

グラドルの吉沢さりぃさんの恋はなぜ邪魔されたのか?(写真:本人提供)

◆◆◆

 ある時、歌舞伎町にあるご飯の美味しいカフェで原稿を書いていたら、偶然、担当編集さんに会いました。「原稿進んでますか?」と問われ、この本は企画が決まってからなんと2年も経っており、いくらコロナだなんだと言っても、時間がかかりすぎてるので言い訳すら思いつきませんでした。

 編集さんは、黙り込んだ私に「吉沢さん、最近どうですか?」と近況を聞いてきます。私は即座に「ポメラニアンの様な男の子に貢いでます」と言いました。編集さんは、驚きながらも私の歪んだ恋バナを聞いてくれました。そして「原稿に書きなよ!」と言ってくれたので、書くことにしました。

きっかけは偶然、行ったホストクラブ

 まだ春になる前、友人のアイドルから「さりぃに紹介したいお姉さんがいる」と呼ばれ、歌舞伎町の小洒落た居酒屋に行きました。お姉さんは、THEバブルな人。頭のてっぺんから爪先までブランド物でした。でも、とても気さくないい人。

 乾杯していい感じになると、姉さんと友人は「ホストに行かない?」と言います。ええ、予想済みです。大体、歌舞伎町で知り合った女の子とご飯に行くと、2軒目はホスト。すでに書いた通りホストは嫌いじゃないけど、通うお金がないので初回に行っても「もう来れないのにすいません」って気持ちになるんですよね。だから、今日は絶対にホストに行かない! と強い気持ちを持って、キャップにすっぴん、全く男ウケを無視したジャンパースカートを履いて行っていました。

 なのに、私は気がついたらホストクラブでテキーラをグイグイ飲んでました。なぜだろう。どうしてなんだろう。意志が弱すぎる……。強い意志でダサい服を着てきたのに、「もっと可愛い服着てくれば良かった」と後悔すらしていました。

 酔いも回り、いろんな男の子が代わる代わるついて誰が誰だかわからなくなりつつも、1人可愛い男の子がいて、その子を送り指名にして……記憶があるのはここまで。

 気がついたら、私はそのポメラニアンのような彼の家でケバブをツマミにストロングゼロを飲んでいたのです……!