現役グラドルが「他のグラドルが絶対に行かない場所」に行って本気で体験してきた渾身のルポルタージュ! 1回目では、「ド底辺グラドル」を自称する吉沢さりぃさんが「高級ソープ店の面接」に潜入。面接が終わった後、彼女がなぜか「女としての自信」を取り戻した理由とは?

 吉沢さんの新刊『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』より一部抜粋してお届けする。(全3回の1回目/#2#3を読む)

自称・底辺グラドルの吉沢さりぃさん。彼女がまず潜入した場所は「高級ソープ店」だった…(写真:本人提供)

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私のリアルな価値って?

 底辺グラドルである私のリアルな価値っていくらなんだろう? 私が全裸になってSEXするとしたら、一体どのくらいのお金になるんだろう?

 歌舞伎町を歩いているとものすごい高確率で風俗のオネエサンと間違われる私ですが、実は風俗未経験。風俗嬢の友人は何人かいたけどリアルな話って聞いたことがない。ということで、自分で行ってみることにしました!

 知識はあまりないけど、風俗=ソープ=吉原って感じがしたので、ネットで「吉原ソープ高級」で検索してみる。そしたら、めっちゃ出てきた……! 吉原ってとこはこんなに高級ソープがあるんだ……。

 検索サイトの上から順にHPを見てみると、どの子も大体20代前半で細いし、可愛いし、巨乳。「どうせこんなんフォトショやろが」と嫌味のひとつも入れたいところですが、値段を見てみてアラビックリ。高級ソープまじ高えええええええええ!!!

 入浴料が3万円で全てかと思いきや、それにプラスでプレイ代とは……。高い、高すぎる……。そりゃ美女しか働けないわ。ぶっちゃけ自分が男だったとして、こんな大枚はたいて私が出てきたら嫌ですもん……(爆)。アラサー微顔の巨乳のクビレなしには無理やろ……。

 もう少し現実的に探すか! と熟女店や巨乳店、激安店、格安店も見てみる。そしたら、なんていうか在籍嬢のことをスゴイ優しい目で見れました。スイマセン。でも普通に雇ってくれそうなとこを受けただけじゃ面白くないので、今回は怖いもん見たさ(?)で超高級店を受けてみることにします。だって落ちたって別に減るもんじゃないし! もうHP見てる時点で受かりっこない感満載ですし! 万が一受かったら、周りに自慢しよ♡

いざ求人ダイヤルにかけてみると…

 早速、入浴料が3万円で私好みの嬢が多い店に電話してみました。

 面接の電話をかけること自体が久々すぎて緊張する。最近、芸名しか名乗ってないから、本名間違えないかすら不安です……。

「はい」

 番号を押して2コールくらいで繋がります。あまり覇気のない40代と思しきおじさんが対応してくれるも、しょっぱなから「何ですか?」と言われて拍子抜けしてしまう。何って求人ダイヤルにかけてる時点で面接希望でしょうに。テレアポ経験が長いもんで、相手の電話対応って気になっちゃうんですよね。

 面接希望であることを伝えると、なんだかものすごく雑に「いつ面接希望か」「週何回出勤できるか」を聞かれます。「週3希望」「明日面接したい」と言うとアッサリOK。鶯谷駅に着いたら連絡くださいとのこと。

「迎えに来てくれるなんて、高級なソープはリッチねぇ~」と呑気なことを考えていたら、突然「細身ですか?」という質問をぶっ込んできた。巨デブではないけど、絶対に細身ではない……! 154cm・54kg……絶対細身じゃない!!!!!!