「ヤラセはほぼなし」盗撮動画で年間10億円
「『●●』に投稿されていた露天風呂盗撮動画のほとんどは、斎藤のグループが撮影したものです。ヤラセはほぼありませんでした。過去には斎藤以外にも、100人にのぼる女性に睡眠薬を飲ませ、わいせつ行為をした盗撮動画をアップするなど、かなり悪質な撮り師もいました。
このサイトの運営者は2013年、斎藤と同時に逮捕されています。その後も懲りずに海外サーバーを使った児童ポルノサイトを運営し、年10億ほど売り上げていましたが、2020年にもまた逮捕されました」
危険すぎる撮り師たちの実態。「アドレナリンがたまらない」という斎藤容疑者の盗撮現場は実際どのようなものだったのか。Aの証言からは、斎藤容疑者の盗撮への異常なまでの執念が窺える。
陽が昇る前に現場到着。盗撮場所の“草むしり”まで
「斎藤は地元・茨城ではコンビニに行くような腰の軽さで盗撮に出かけます。一方、北海道や神奈川など、地元の茨城以外の撮影スポットでは周到に準備します。だから盗撮の最中にバレたことは一度もありません。斎藤と一緒に逮捕されたメンバーは、職質を受けた際にノコギリを持っていましたが、盗撮をする前夜、人目につかない時間帯に現地に入って草むしりまでします。撮影現場へのルート開拓や、撮影に邪魔な枝を除去して、準備万端で当日を迎えるのです。
撮影当日の朝は早いですよ。陽が昇るまでに現場に到着しないと人目につくリスクがあるからです。気合いが入っている場合だと、水や食料を持参して朝4時頃には現場に向かい、朝風呂から盗撮を始めます。撤収するのは、バレにくい日没後の夜8時頃。夜になると、女性の顔が判別できず、動画の撮れ高もよくありませんから」
逮捕されるリスクを下げるため、「足を残さない」ことも重視しているのだという。