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「両親とは縁を切りました」虐待で高校中退…異色肌ギャルmiyakoさんが、それでも奇抜なメイクを続ける理由

異色肌ギャルmiyakoさんインタビュー#2

note

自分のやりたいことをやることは、自己肯定感も上がる

――本当の自分を出せずに悩んでいる方にとって、miyakoさんの存在は大きいですよね。

miyako 特に学生の子たちから「miyakoさんのようなファッションに憧れているけど、怖くてできない」とかってメッセージをもらったりします。気持ちはとってもわかりますし、「他人を気にせずに自分を押し通したほうがいい」とは言えないです。学生時代って周りの目が気になると思いますし、誰かに言われた何気ない一言って何年経っても残るんですよね。

 ただ思うのは、自分と同じ価値観を持った世界を小さくてもいいから持っておくことは大切だということです。私は学生時代からアニメが大好きで、いわゆるオタクとして生きていましたが、周りにはオタクの友達がいたので、ずっと好きなことに集中できていた気がします。

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 誰からも認めてもらおうと思うと苦しくなると思うんですけど、端から認めてもらえる世界だけで自分を表現するのも一つの方法なのかなと思います。ファッションやメイクに限らず、自分のやりたいことをやることで、自己肯定感が上がることにも繋がると思いますし。

同じような悩みを持っている人の希望になれれば

――ちなみに自分のやりたいメイクやファッションを貫いていることにご両親は何か言ってきたりするんですか。

miyako 両親とは縁を切りました。一切会っていないです。「逃げた」といえば、それまでですけど、私の中で両親といるよりは離れた方が自分らしくいれると思ったので。自分を失うくらいだったら、「逃げる」ことも時には必要な気がしますね。

 

――今後のmiyakoさんの目標は何でしょうか。

miyako 良い意味で大きな目標を持たないようにしています。可能性を狭めたくないので、興味を持ったことをなんでもやりたいと思っています。そして、私と同じように悩んでいる人の希望になったらいいなと思います。

写真=佐藤亘/文藝春秋

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