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「示談で済ませるのとどっちがいいか、よく考えろ」
「(私を)ブタ箱に入れたいんでしょ?」
A子さんがそう言うと、Bはこう返してきた。
「平和的にできんかったら、最悪そうですね」
さらに、逆にストーカー行為に対する損害賠償を請求すると主張した上で、
「示談で済ませるのとどっちがいいか、よく考えろ」
と彼女に迫っていた。
恐怖心を抱いたA子さんは知人に相談し、今年1月、16年9月の事案を強制わいせつ容疑で告訴。3月には、Bの言動が原因でストレス性心身症になったとして傷害容疑で告訴したが、
「ずっと『捜査中』と言われ続けて……。県警の身びいきに感じたので、6月頭に県の公安委員会に相談したんです。そしたら『示談の件も告訴したほうがいい』とアドバイスされ、6月22日に強要未遂容疑で告訴した。すると捜査が急展開したのか、7月1日にBを書類送検したと県警から連絡を受けました」
愛媛県警広報県民課に書類送検などの事実関係を尋ねると、
「個別の案件については回答を差し控えます」
松山地検が起訴か不起訴か判断することになる。