俺は「ママひとすじ」の愛妻家じゃない
――男性更年期障害では性欲も減退するといわれますが、ヒロミさんはいかがですか。
ヒロミ あ、それはね、お医者さんからも「女性への興味は持っていた方がいい」と言われましたよ。男としてね、それは大事なことですよと。
で、そう言われたからってわけじゃないけど、街でキレイな女の人を見ると「この人、俺とつきあってくれないかな」「デートしてくれないかな」とかはね、やっぱり思いますよ。
――ナンパしたり?
ヒロミ いや、俺は話しかけられないのね。だから、実際には行動しないで興味を持つだけ(笑)。
でも、俺はそれをママにも隠さないから。テレビを見ながら、ママに「この人キレイだな」とか言うしね。だから、ひたすらママひとすじで生きてるわけじゃないですね。
――ヒロミさんらしいです。
ヒロミ 若い頃はね、僕だって浮かれてましたよ。
あの頃も文春とかメディアはあったけど、まだネットはなかったし、世の中が今よりも恋愛やスキャンダルに寛容だったからね。同世代の芸能人仲間とも「俺らの若い頃は、ユルい時代でよかったよね」って、よく話しますよ(笑)。
――今はSNSであっという間に拡散されますもんね。
ヒロミ だから、今の若い人たちは大変ですよね。今は世の中の目が厳しくなって、許してくれないから。すごい世の中だなと。
結婚以来30年、夫婦同じベッドで寝る
――伊代さんとは、来年で結婚30周年。今も寝室は一緒なんですか。
ヒロミ そうですね。結婚して以来ずっと一緒で、今も隣で寝てますよ。
――ずっと仲良しなんですね。
ヒロミ 僕は寝つきが本当によくて、ベッド入ったらすぐ寝て、ずっとその姿勢で朝まで寝るんですよ。犬も一緒に寝てるから、余計に動けないのもあるんだけど。
ただ、ママはあちこち動いてすごく寝相が悪いの(笑)。ふたりとも寝相が悪かったら一緒に寝られないだろうけど、俺はじっとしてるからね。
――中高年になると、寝室は別々というご夫婦も多いです。
ヒロミ うちは、ママも俺と一緒に寝るのに慣れちゃってるからね。旅行に行っても常に隣で寝てますね。バラバラで寝るのはママが嫌がるし。