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「大谷を嫌いになりそうやった」中田翔が漏らした本音

 巨人の中田翔は大谷とチームメートだった日本ハム時代、4番だった自分の直前の3番を打っていた大谷が長打でことごとく走者をかえすため、打点を挙げる機会を失い、「嫌いになりそうやった」と本音を漏らした。当時の中田と大谷との関係性は、そのまま今のトラウトと大谷に置き換えることができる。

日ハム時代の大谷翔平と中田翔 ©文藝春秋

「大谷、トラウトともにその直後を打ちたいと思っているはず。去年はトラウトがいなくなったことが大谷がホームラン王を逃した一因とされました。大谷がトラウトの後ろにさえいれば特に球宴明けに、あれほど敬遠四球攻めに遭うことはなかったと何度も思いましたからね。そのぐらい打順の前後は重要な問題です」(NPB監督経験者)

「大谷を引き留めておくことはできないかもしれません」

 ミナシアンGMは7月12日に「2人とともに勝つ方法はある。彼らとともに強いチームを作る」と大谷、トラウトを中心としたチームマネジメントを行うことを明言した。

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 確かにMVP両選手を軸にしたチーム編成は、理想ではある。しかし、トラウトを優先せざるを得ない契約を結んでいる限り、今後も大谷に不利な起用法はあり得る。2人の力を余すところなく使い切ることは容易ではない。

大谷翔平 ©文藝春秋

「エンゼルスはレンドンとも大型契約しています。新たに大谷の契約が加わると、他のポジションで補強できなくなります。予算を青天井にするぐらいの覚悟がない限り、大谷を引き留めておくことはできないかもしれません。(期限が8月2日の)今シーズン中のトレードで大谷の移籍がなかったとしても、このオフや、FAになる来オフまでは、この問題からは逃れられないので、火種はくすぶり続けるでしょう」(前出の代理人)