COCO とりあえず週末オフやったら、友達とマリーナっていうお金持ちが住んでいる海沿いのエリアに、毎週のように繰り出していました。
――どんな感じなんですか? 向こうからアプローチしてくるみたいな。
COCO そうですね。ドバイで日本人は珍しいんで。日本人だけで行くときもあれば、外国人CAの友達と一緒に行ったりもするんですけど「あの子たちCAかな」みたいな感じで声かけてくれました。
日本人が困惑する「デーティング文化」
――お付き合いされた方の国籍は?
COCO ドバイ時代は、イギリス人とスイス人です。ちゃんと付き合ったのはその2人ですね。ただ、向こうには「デーティング文化」があるんで、デートした人はいっぱいいました。付き合うまで半年ぐらいデートして、そこから正式に付き合いましょう、みたいな。
――その、半年間の間はどういう付き合いを……?
COCO やることやってますよ(笑)。でも、言うたら、お互い、相手以外ともデートしていいんですよ。3人チョイスがあるとすると、私の中では彼が一番いいかなっていうのと、相手の中で「この子がいいかな」っていうのが、マッチすればいつの間にか「僕の彼女なんだ」みたいな感じですよね。だから選ばれへん可能性もあるし、私が選ばへん可能性もあるし。
――なるほど。
COCO それも別に「僕の彼女になってください」みたいな告白がないんで、飲みに行った時に「おー! ジェームス、その女の子誰だよ」みたいになった時に、「COCOって言って、俺の彼女なんだ~」って紹介される。こっちとしては「え、そうなん?」みたいな。
――(笑)。そこで初めて、付き合っているかどうかがわかるわけですね。
COCO 私はそれがだんだん嫌んなってきて。「なんでお前のタイミングなん? なんで男が決めてんねん!」っていう。郷に入ればでやってはみたけど、あんま好きちゃうなって。だから、CAを辞める直前は、日本人の方と付き合ってましたけどね。
――変な話、セフレとの境界線が難しそう……。