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「『BISTRO SMAP』で作るからレシピを母ちゃんに聞いたら…」 草彅剛の“食べるとなぜか調子が悪くなる”家庭の味

映画『サバカン SABAKAN』の世界#2

「新しい地図」をスタートした約5年前、草彅剛さんがラジオドラマの脚本として出会ったのが、8月19日に公開される映画『サバカン SABAKAN』の原作小説でした。

 収録中に感動で泣いてしまったというほど、本作に思い入れのあった草彅さん。映画の公開を記念して、草彅さんが同い年の金沢知樹監督と少年時代の思い出について語った対談を「週刊文春WOMAN2022年夏号」より全文公開します。(全2回の2回目。前編を読む)

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少年隊への憧れでジャニーズ事務所に入所

金沢 先輩の一言って、力になりますよね。剛さんって何歳からお芝居をやっているんですか?

草彅 事務所に入ったのが中学1年の時で、SMAPに入った次の年には演技を始めましたね。演技って面白いって最初からちょっと思った記憶はあります。

映画「サバカン SABAKAN」で、うだつのあがらない小説家を演じた草彅剛さん

金沢 そういう話、聞いてみたかったんです。この仕事を始めるきっかけは何だったんですか?

草彅 少年隊への憧れです。『ザ・ベストテン』とか『ザ・トップテン』で見たヒガシ君に憧れて、ヒガシ君になりたかった。会いたかった。それで、少年隊がいる事務所に入りました。

金沢 テレビの生歌番組は、俺たちの子供時代直撃ですもんね。

草彅 今もYouTubeで、昔の少年隊の映像ばっかり見てますもん。

金沢 今も好きなんですか!

草彅 かっこいいですよ。当時はヒガシ君オンリーだったけど、今はニッキさんもすごいと思う。子供の頃は分からなかった。

 

仕事を始めるまでは普通の小学生だった

金沢 何が違うんですか?

草彅 リズムの取り方とか、テクニックとか。『バラードのように眠れ』のニッキのパフォーマンスとか、マジでやばいよ! あと、これはヒガシ君もそうだけど、身体能力の高さがとんでもない。植草くんも、うまいんです。でも、他の2人が怪物なんですよ。怪物のレベルに合わせて曲を作っているから、人間はどうしても付いていけなくなっちゃうの(笑)。

金沢 パフォーマーとしての剛さんは、少年隊のDNAを継いでいるんですね。去年舞台でやられた『アルトゥロ・ウイの興隆』のダンス、すごかったです。

草彅 あの舞台で踊っている時は、少年隊を勝手にイメージしていました。ほとんどフリーのダンスだから、「今日はカッちゃんで行こう」とか、「ニッキで行こう」とか。

金沢 こういう話、焼酎を飲みながら一晩中聞いていたい!(笑)もうちょっと聞いてもいいですか。さっき中学1年でこの仕事を始めたとおっしゃっていましたが、それまでは普通の小学生だったってことですよね。

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