コ・ウリムは1995年に大邱で生まれ、ソウル大学声楽科を卒業し、現在大学院に在籍中。2017年にケーブルテレビのオーディション番組をきっかけに、ミュージカルやクラシックなどクロスオーバージャンルの男性四重唱団員に選ばれ、「フォレステラ」というグループで芸能デビューしている。182cmの長身と整った顔、そして重低音の歌唱力でファンを増やしてきた。
その彼がキム・ヨナと初めて会ったのは、2018年のアイスショーがきっかけだったという。
「キム・ヨナがミュージカルファンなのは有名で、ミュージカル俳優たちが大勢出演する『ファントム・シンガー』の熱烈な視聴者でもあります。彼女のお気に入りは『ファントム・シンガー』シーズン1の優勝者でもあるコ・フンジョンで、彼のコンサートでの目撃情報も多い。2018年5月、キム・ヨナは自身が出演するアイス・ガラショー『オールザットスケート2018』にコ・フンジョンが所属する『フォルテ・ディ・クワトロ』をゲストとして招待した。たが、あいにく3日間の公演のうちの1日の日程が合わず、代わりにコ・ウリムが所属する『フォレステラ』が出演した。その後すぐに交際するようになったようで、約4年間隠し通してきたことになります」(前出・ネットメディア記者)
「婚前妊娠したかも」「ヨナがもったいない」
ポペラというジャンル自体がそれほど大きくはなく、韓国人でもコ・ウリムの名前を知っていた人はさほど多くない。一方のキム・ヨナは年間の広告収入だけで10億円を超え、総資産は100億円以上と言われている。そんな格差を乗り越えてキム・ヨナの心を射止めたコ・ウリムは一部では「男シンデレラ」というあだ名を付けられている。
もちろん2人の結婚を祝う反応も多いが、2人の収入や知名度を比較しながら「婚前妊娠したかも」「ヨナがもったいない」という否定派の声も大きい(婚前妊娠説については所属事務所が否定している)。
さらに牧師のコ・ウリムの父親について、「駐韓米軍撤収」などを主張する左派団体のデモの常連だったという情報も流れ、両家の政治傾向に対する議論も広がっている。
「国民的英雄」「国民の妹」と呼ばれ、現在も韓国人から愛されているキム・ヨナと結婚するという時点でコ・ウリムには大きなプレッシャーがかかっており、国民的スターの夫になった彼の一挙手一投足にメディアの関心が集まることも間違いない。韓国人は他人のことに口出しするのが大好きだし、何より自分のことをキム・ヨナの義母や義父、もしくは義理の兄や姉と自任している人が大勢いるからだ。