「やればやるほど深みにはまっていくんです。この沼から抜け出すのか、今回で、と思うとちょっと寂しい」

 そう語ったのは1997年から「世界陸上」(TBS系)のMCを務めてきた織田裕二(54)。7月24日、オレゴン大会の閉幕と共に大会MCを卒業した。

「2007年の大阪大会の男子100m決勝で発した『地球に生まれてよかったー!』を筆頭に、『今日は寝られないよ!』『事件はパリで起きています!』など名言・珍言を残してきた。ただ、13年の大会前に日本陸連から『言動が不謹慎だ』とクレームがあったと報じられ、以降は勢いが落ちてきていました」(放送記者)

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コロナ禍では家庭菜園に熱中していた ©文藝春秋

 だが、今大会はその口を“封鎖”できなかった。

「女子400mハードルで優勝した新婚の米選手・マクローフリンに『もうこれ以上、やることない。すぐ子供産んじゃうんだろうなー。妄想が止まりません』と謎の発言をして大炎上しました」(スポーツ紙デスク)

 こうした発言も含め、世界陸上を象徴する存在となった織田だが、MC就任以降はドラマの出演ペースも視聴率も低迷を続けていた。