“青島カラー”を払拭すべく様々な役に挑戦したが…
19歳で7万人のオーディションを勝ち抜き、映画「湘南爆走族」でデビュー。91年、「東京ラブストーリー」(フジ系)のカンチ役でブレイクすると、「踊る大捜査線」(同)の青島俊作刑事役で主演俳優の仲間入りを果たした。だが――。
「“青島カラー”が強くなりすぎ、それを払拭するように商社マンや教師役として様々なドラマに出演。映画では『椿三十郎』にも挑戦したが、三船敏郎と比べられ、興行成績は芳しくなかった」(演劇関係者)
さらに演技に対してもアツすぎるほどストイックで、
「若い頃に学んだ『人から役をもらうだけじゃなく、こっちから何をしたいか言わなきゃダメ』という信念を実践。台本に口を出すこともあれば、役作りのため楽屋に籠り、撮影が遅れることも。共演者泣かせとして有名になった」(同前)
そんな織田をフォローしたのは、「踊る大捜査線」のSP版が3作連続で視聴率20%を突破するなど貢献してきたフジテレビだ。
「18年に米国の大ヒットドラマを原作にした月9の『SUITS/スーツ』で、主演の敏腕弁護士役を用意。織田はシリーズ化に意欲満々だったが、20年のシーズン2は平均視聴率8.5%と伸びず、続編は未定に。以後、地上波ドラマ出演はありません」(芸能デスク)
私生活では42歳で12歳下の元モデルと結婚し、14年に長男が誕生。家族のためにも青島刑事という“沼”から抜け出し、俳優として「帰ってキター!」と叫んでほしい。