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平川氏就任後、パンゲアへの発注が急増

 一体なぜこんなメールが送られたのか。ある現役の広島県職員が、内情を告白した。

「これは『教育長案件』です。教育長の平川氏とパンゲアの森氏らはとても親密な仲なんです。平川氏の就任以降、パンゲアへの発注が急増しています」

「190万円程度以内で」と書かれた問題のメール

 そこで、昨年4月から今年6月までの県教委の委託先一覧を確認すると、平川氏就任以前は一切発注を受けていなかったパンゲアが、この1年余りで少なくとも5件、計2300万円以上を受注していた。

 森氏のフェイスブックには、「平川理恵教育長とタイ飯」と、ともに食事をする一コマが掲載されている。他にも日頃からフェイスブック上で、出張する森氏に平川氏が「由美さん、行ってらっしゃいー」と呼びかける様が公開されており、親密さは一目瞭然だ。

三人でピースする平川教育長(左)とパンゲアの高崎副理事長(中)、森代表(右)(森氏のフェイスブック)
平川氏が「行ってらっしゃいー」

 前述のメールで詳細が伝えられたHP事業を巡っては、業者決定に至る前の6月13日、平川氏と担当の部長、課長らで会議が開かれた。その場で平川氏はこう発言している。

「NPOによる指導については、県で予算化」

「パンゲアの高崎さんに金額の算出をお願いしている」

 前出の県職員が明かす。

「きちんと業者選定のプロセスを踏む前から、平川氏が主導してパンゲアの関与ありきで話が進んでいた。でも結局、パンゲアから『190万円では無理』との返事があったことで公告自体を取りやめ、予算を増額したうえで来年度に実施する段取りになったようです」

 公正取引委員会OBで行政の契約に詳しい平山賢太郎弁護士が語る。