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健康への影響は…

――そうしたことを続けていて、健康に問題はない?

ホリー 噛まれた場所がどうこうなるとかはないんですけど、歯に色がつきます。例えば博多の祭りは1週間開催されるんですよ。多分、多めに数えて1日100匹近くは食べている。すると、3日目くらいから歯が真っ茶色になり、祭りが終わるころには歯磨きとかでは落ちない。だから東京に戻ってきてから歯医者に行き、ホワイトニングしてもらうのが、いつものスケジュールです。

ホリー氏が「1日100匹」食べるミールワーム ©伊藤弘二

 歯医者に行き始めたころは、医者にこれどうしたのとか聞かれ、お茶とかタバコとか適当に答えていたと思うんですけど、何度か通ううちにつっこまれなくなりました。汚い人だと思われているのか何かを察しているのか。見世物小屋をやっていた時期は、1年に3回くらいクリーニングとホワイトニングに通っていました。

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――昨今昆虫食が注目されていますが、虫は普段から召し上がっている?

ホリー 他の劇団員のライブで、ちょっと食べてみたことがあるくらい。虫って、酒のつまみみたいな味ですよね。ナッツに近いというか。意外とお腹が膨れる食べ物かなと思う瞬間もありますね。ただ、日常生活で生きたミールワームを食べたいかと聞かれれば、積極的に食べたいものでもありません。あくまでステージだから、です。

 じゃあステージなら、なんでも食べられるのか? それもありません。何でしょうね、食べられる、食べられないの線引きは。ヤモリ女でせっせとミールワームを食べていると、大寅興行のお姉さんたちからは「何があるかわからないから、あまりそんなたくさん食べなくてもいいんじゃないか」とか言われたりもします。お姉さんたちはヘビは見慣れているけど、虫は慣れていないから……という感じかもしれません。