初めての人にはその人だけに楽しんでもらうよう、ピンポイントで盛り上げる
そんなとき、全体を盛り上げようとするのではなく、その人だけに楽しんでもらうようにピンポイントで盛り上げると、周りもつられて盛り上がる(さざなみ効果というらしいです)。中心にいた人は、試合の内容は覚えていなくても、楽しかったという思い出が強く残って、また来よう!と思ってくれて、今後の人生をスワローズに捧げてくれる(かもしれない)。
これって、全然難しい話ではなくて、たとえば球場で応援しているとき、周りに傘持っていない人がいたら貸してあげたり(まずは点を取ってもらわないといけないのだけど)、球場で上がる花火が見えやすいようにちょっと傾いたり、どこから上がるか教えてあげたり、周りの人に楽しくなってもらおう!という気持ちと、自分も楽しむ気持ちがあれば「ファンがファンを増やせる」のだと思います。
苦しそう、辛そうにしているところには、わざわざ人は集まらない
もちろん、チームが勝つことが最大のファンサービス。勝つことでファンが増える。それはそう。間違いない。
でもスワローズだけがプロ野球チームじゃないので、力が拮抗することもあれば相対的に相手が強くなる時もある。
負けたら辛いし、愚痴も言いたくなる(私だって表に出さないだけで言いますよ?)。
でも苦しそう、辛そうにしているところには、わざわざ人は集まらない。
辛いときでも、楽しそうにしているところを見たら、球場だけじゃなくSNSとかでたまたま見かけた人も「なんだろう、楽しそう」と思ってくれる。
ファンがファンを増やす。
最初はどんなきっかけだっていい、「村上選手が見てみたい!」、「生ビール半額ナイター行きたい!」、「声優さんの始球式を見たい!(松嵜麗さんおめでとう!)」。なんならビジターチームのファンだって、神宮球場に足を踏み入れれば、その入場料はスワローズの選手の年俸です。球場に来た人に楽しい思いをしてもらって、逃がさないように……いや、また来てもらおう。
実は、「ファン」と名乗る敷居が一番低いチーム
ファンが(比較的)少ない、そして神宮球場という立地、雰囲気……スワローズは12球団で「ファンと名乗る敷居が一番低いチーム」だと私は思っています。
もしこの記事を読んでいる人がスワローズをよく知らなくて、ちょっと行ってみようかな、と思ったとしましょう。
球場に行ったらスワローズファンみんなが全力で楽しい雰囲気でおもてなし。それに呑まれて一言でも「がんばれー」と言ったなら、あなたはもうスワローズファンです。
ようこそこちらの世界へ。歓迎します。
さあ、スワローズの未来(と将来、村上選手の年俸が払えるかどうか)はスワローズファン自身にかかっています。
未来のために、ファンを増やそう。
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