ドラゴンズの応援は「コスパ・タイパ」が悪い?
ラジオに「若い世代にとってスポーツ観戦はコスパが悪い?」というネット記事を目にしたとメールが来たことがあります。試合内容によってはコスパ、タイパ(タイム・パフォーマンス。時間対効果のこと)が悪く感じてしまうとのこと。なるほど、そういう考えもあるのかと思いました。「お値打ち」が好きな名古屋の人たちは特にそうなのかもしれません。
もしコスパが悪いと感じている方がいたら、ぜひともラジオというメディアを活用してもらいたいです! ラジオなら「ながら聞き」で他のこともできますし、「#いっしょにカトリーナ」ならSNSでつぶやいていただいた応援メッセージを放送にのせて発信することもできます。じっと応援するだけでなく、様々な形の観戦の楽しみ方があっていいと思うのです。
あと、もっとリアルタイム観戦が楽しくなるグッズがあればいいのにな、と思ってます。たとえば、松葉貴大投手の「定時退社 お疲れ様」タオルがあれば、球場で掲げたり、SNSにアップして共有したりすることで、勝敗以外の楽しみ方が一つ増えると思うんです。ファンの間で盛り上がっているネタがあったら、ぜひ素早くグッズ化してもらいたいですね。
「推し」をつくるのもおすすめします。ゲームの勝敗を楽しんでいる方が多いと思いますが、チームに「推し」の選手を作れば結果が出なくても成長過程を楽しむことができます。これはアイドルと同じですね。悔しい場面や辛い場面でも「推しが頑張っているんだから自分も頑張ろう」と自分の生活で同じように悔しい場面や辛い場面があったときに励ましてもらえます。あれ? 日常にまでいい効果を及ぼすなんて、どんどんコスパよくなっていませんか?
私の「推し」は、もちろん立浪和義監督です! 私は「立浪様」と呼んでいるのですが、立浪様の采配は面白いです! 決断力がありすぎるので、こちらの心が追いつかないときもありますが、それも楽しんでしまいます。
言っていることが二転三転するように見えるかもしれませんが、物事も状況もどんどん変化する中で「男に二言はない」とじっとしているより、立浪様のようにたくさんアイデアを出していろいろなチャレンジしてくれたほうが私は楽しいです。あ、でも、岡林選手の内野コンバートはやめてほしいかな……。
1.若い選手に期待する、2.守備に注目する、3.「今日の良かったところ」を見つける、4.ネガティブな気持ちのときは静かにする、5.ラジオを活用する、6.グッズで楽しむ、7.「推し」をつくる、の7つのドラゴンズをポジティブに楽しむ方法をご紹介しました。
選手が前を向いて頑張っているのにファンがネガティブな気持ちになっていたら良くありませんよね。これからもみんなでドラゴンズをポジティブな気持ちで全力応援しましょう!
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