ユニクログループ「GU」のナンバー2で日本・海外事業CEOを務めていた小倉慎司取締役が、7月末日付で取締役を辞任した理由が社内不倫だったことが「週刊文春」の取材で分かった。
経済部記者が語る。
「GUはファーストリテイリング(ファストリ)の100%子会社。ファストリは時価総額9兆円を超える日本一のアパレル企業で、国際的にも、ZARAなどを展開するインディテックスやH&Mらと世界一を争い、しのぎを削っています。ファストリの中で、ユニクロと並ぶ中核企業がGU。ユニクログループを率いる柳井正氏がGUの取締役会長も務めています。GUはトレンドに合わせたデザインと低価格が強みで、コロナ禍の在宅需要が高まる中で部屋着をヒットさせ、昨年度の売上高は約2400億円と堅調。上海や香港、台湾など海外進出にも着手しています」
ダブル不倫が発覚し、GUナンバー2から一部長に降格
GUの経営の中核を担ってきたのが小倉氏だ。小倉氏は営業部長などを経て、2016年にCOO(最高執行責任者)になり、2018年には取締役と日本・海外事業CEOに就任。柚木治社長に次ぐGUのナンバー2で、ファストリの執行役員にも就いていた。そんな小倉氏が7月末日付でCEOを含むあらゆる役職を解かれ、一部長に降格という異例の人事が行われた。現役社員が明かす。
「部下のA子との不倫が発覚し、更迭されたのです。2人とも既婚者の、ダブル不倫でした」
A子さんは小倉氏が率いる部に所属する社員で「リーダー」という管理職だったが、彼女も8月16日付で一社員に降格となった。小倉氏は現在、海外事業担当の部長としてアメリカに赴任している。
GUの広報に聞くと、こう回答した。
「個人のプライバシーに関わるお尋ねですので、回答は差し控えさせていただきます」
8月23日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」および24日(水)発売の「週刊文春」では、2人の交際の詳細や、不倫が社内調査で裏付けられるまでの経緯、直撃取材への当事者らの反応なども含めて詳しく報じている。
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