1ページ目から読む
2/3ページ目

川崎 しでかしてたよ。突然背中がパックリ割れてたり……。酔っぱらって自宅の窓ガラスに飛び込んだらしいんです。すごい破天荒で、なんか面白いなと思って見てました。

 当時は彼がモデルとして多少収入もある時で、突然車を買ってきたりとか、いろんな女の子が出入りしているのに自宅に現金をボンッて置いちゃったり、暮らしぶりもヤバかった。

アレク なんかそういうのがかっこいいなって……。

ADVERTISEMENT

川崎 ロックスターみたいに暮らしてた(笑)。

アレクの家で浮気相手と鉢合わせ

――お付き合い当初は、平たく言うと遊ばれている状態ですよね。

川崎 そうです。最初は浮気がすごくて、アレクの家で女の子と鉢合わせたりもしてました。しかも家の近所で浮気するから、私がぷらぷら歩いてると女の子といるところにばったり会っちゃうんですよ。

アレク 当時住んでいた街が好きだったから。で、のんちゃんがいるって思わないよね。

川崎 いやいや、私も同じ区に住んでたし、いるでしょ、普通に。

――女性が遊ばれている状況を変えるのは難しいというのが一般論だと思うのですが、川崎さんの場合は、どうやってイニシアチブを取っていったのでしょうか。

川崎 他の女の子と何が違ったかということですよね。何でだろうね。

アレク のんちゃんはしっかり計算してたんですよね。俺が言われて嬉しいことを言ってくれた。普通に生活してるんじゃなくて、いつもちゃんと考えてる。

川崎 ラーメンを食べに行くだけでも、「こんなラーメン食べたの初めて!」とか、盛り上げてた。

アレク でも、付き合って最初のうちは本心があんまり読めなくて。「キャラ作ってる?」って聞いたことあるよね。

川崎 意識的じゃなくて、自然にそうなるんです。アレクに対しても最初は一生懸命気を使ってたけど、だんだん気を使わなくなってきて。

アレク そのタイミングをずっと待ってたんだと思うんですよ。のんちゃんが自分の本性を出してくれるタイミング。

――一生懸命気を使うところから、自分のやりたいように。

アレク そうそう。例えば僕が他の女の子を呼びたくて「今日は家にいないよ」とか言うじゃないですか。そういうとき、のんちゃんがいきなり来たりするんだもんね。

川崎 「実家に泊まる」なんて普段は言わないことを言うから嘘っぽくて、家に行ってみたんです。あと、近所のお寿司屋さんから女の子と出てきたところに出くわして、私のことは「じゃあな」ってスルーしたときはブチ切れたよね。

アレク だってたまには友達とも遊びたいじゃないですか。そういうところでキレだしたり。

――そうやってちょっとずつ川崎さんのペースに。