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「パンツは穿かないですね。うまく太ももを隠してます!」“たくましすぎる太もも”が話題の女子競輪選手・河内桜雪(19)が明かす生活における“意外な困難”とは

女子競輪選手・河内桜雪(19)インタビュー #2

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 2022年に競輪養成所を卒業。本デビュー後は、新人選手一番乗りの初勝利をあげ、以降も参戦するすべての開催で決勝戦に進出するなど、ガールズケイリン界の新星として期待が集まる河内桜雪さん(19)。ここでは、同選手の知られざる日常について聞いていく。普段練習を行っているという「グリーンドーム前橋」に取材班が到着したのは午前9時30分だった……。(全2回の2回目/1回目を読む)

 

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女子競輪選手の“日常”

――普段もこれくらい早い時間から練習を始められているんですか?

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河内桜雪さん(以下、河内) 今日は前橋支部に所属している選手みんなが集まって練習する“訓練日”なので、練習メニューやスケジュールが特殊で、そうじゃない日は、もっと早いですよ。だいたい9時前くらいにはバンク(競走路)に入って4時間位練習をしています。そのあと家に帰ってちょっと休んでからジムで1時間ウェイトトレーニングをして、さらに1時間は有酸素運動で肺を鍛えているというのが、いつもの平日ですね。

――練習メニューや練習時間・頻度は選手個人に任せられているものなのですか?

河内 競輪は師弟制度が濃い文化という面もあるので、師匠とずっと練習する人もいますし、ずっと個人的に練習をする人もいます。自分の場合は自分で全部スケジュールを決めて、練習に臨んでいます。

 

――1週間のスケジュールについても教えてもらえますか?

河内 毎日自転車に乗っているわけではないんですけど、だいたい週に5、6日は練習していますね。バンクを周回した後に、走行距離を設定したトレーニングをやるというのが基本です。

 あと、女子選手が揃っているときは女子選手同士でレース形態で走ったり、男子選手しかいないときは男子選手にペースをつくってもらいながら、それに対応できる練習をしたり。いい意味で男女の隔てなく、同支部の選手同士で相談・協力しながらいい走りができるようにやっています。

――河内選手といえば、その強靭な太ももが話題になることが多いですよね。先ほど話にあがっていたジムでのウェイトトレーニングでも下半身を中心に鍛えているんでしょうか。

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