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10ヶ月間施設外への外出はNG、携帯電話の使用は週にたったの2時間…それでも河内桜雪(19)が競輪選手という夢を諦めなかった“意外な理由”

女子競輪選手・河内桜雪(19)インタビュー #1

 2022年に競輪養成所を卒業。本デビュー後は、新人選手一番乗りの初勝利をあげ、以降も参戦するすべての開催で決勝戦に進出するなど、ガールズケイリン界の新星として期待が集まる河内桜雪さん(19)。ここでは、同選手の知られざるキャリア、競技に関する苦悩、今後の選手人生についての考えを聞いていく。(全2回の1回目/2回目を読む)

 

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走っている途中に足が攣ってしまっても……

――競輪という競技について知らない人も少なくないと思うので、まずは競輪のルール、特徴について教えてもらえますか?

河内桜雪さん(以下、河内) 男子は9人、女子は7人の選手がバンク(競走路)を周回して、誰が一番最初にゴールできるかを競う競技が競輪です。

 競馬やボートレースなどの他の公営競技と異なるのは、人間の力だけでレースを作り出すところでしょうか。その分、選手自身の思いや熱量が観客の皆さんに伝わりやすいのが競輪の一番の魅力だと自分は思っています。

――ありがとうございます。1レースに出走する人数が男女で異なるとのことですが、競走において、それ以外にも違いはあるんでしょうか?

河内 男子の場合は成績によって、「A級3班」「A級2班」「A級1班」「S級2班」「S級1班」「S級S班」の6つのクラスに分けられてレースが行われるんですが、女子の場合はクラス分けがないんです。なので、女子はデビューしてすぐに国内トップクラスの選手とレースしないといけないというのも大きな違いですね。

 

――女子選手のほうが上位に進出するのが難しい面があるわけですね。そんな中、河内選手は7月9日に新人一番乗りで初勝利をあげられました。

河内 ありがとうございます。ただ、新人だし、まだまだレースのこともわからないことだらけ……という感じだったので、初勝利の瞬間は、正直、「あれ? 勝ってた?」みたいな気持ちが一番強かったです。

 

――使用される自転車は普通の自転車とどのような違いがあるんでしょうか?

河内 一番大きな違いはブレーキがないところですね。なので、走っている途中に足が攣ってしまっても、自転車を停められずそのまま周回し続けないといけません。あと、スピードを競う競技でもあるので、当然ですが、普通の自転車よりかなりスピードが出ます。レースのときはトップ選手の最高時速で70kmくらいですね。

――ブレーキがなくて、それだけのスピードが出ているとなると、事故の危険とも常に隣り合わせですね。

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