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ぷうたん以外「一緒にやりたい!」と思える子がいなかった

――夢を実現するために、メンバーを増やす選択肢はなかったのですか。

ぎんしゃむ なかったですね。ぷうたん以外に「一緒にやりたい!」と思える子が見つからなかったので。

――ぷうたんさんのことを信頼しているんですね。

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ぎんしゃむ でもぷうたんは心配性だから、アイドルの話がうまく進まないと弱気になって、すぐに就職を考えようとする。

 その度に自分が「今その選択をして、本当に後悔しない?」と繰り返し伝えました。結局はぷうたんも、先が見えない将来ではなく「今やりたいこと」を優先してくれたんだと思います。

©杉山秀樹/文藝春秋

――やりたいことを優先して努力を続けた結果、実際にアイドルになるという夢が叶いました。

ぎんしゃむ ある日、今お世話になっているプロデューサーさんと偶然知り合うことができて。その方が、ユニットでの活動を受け入れてくれたんです。ぷうたんと「アイドルになろう!」って動き始めてから、1年くらいかかっちゃった。

カップルみたいに超仲良しだけど…ぷうたんとの関係

――実際にアイドル活動を始めてみて、いかがですか。

ぎんしゃむ 中学生から中高年の方々まで、本当に幅広い層のファンに応援してもらっています。男女比も同じくらいで、どちらかというと女性が多いくらいかな。皆さんライブやイベントにも駆けつけてくれるので、うれしいですね。

ライブ中のぎんしゃむさん(写真=ぎんしゃむさん提供)

――MMの活動開始から2年が経ちますが、ぷうたんさんとのご関係は。

ぎんしゃむ 基本的にはカップルみたいに超仲良しです。でも、たまにぶつかることはありますね。

 ぷうたんと自分は、本当に性格が真逆なんですよ。だからなのか、曲のタイトルや衣装決めひとつとっても、絶対に意見が分かれるし、どっちも頑固だからなかなか折れなくて……プロデューサーさんを困らせてるかも(笑)。

 ただ、そういうときはちゃんと話し合って折り合いをつけてますね。もうお互い大人なので。