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ポスト岸田ナンバー1茂木敏充幹事長が明かした「統一教会との決別宣言」と「抜群の記憶力」

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「脱統一教会」できない人はお断り

――選挙での協力の申し出も、これからは断る?

〈選挙ではさまざまな方々から応援を頂きますから、「あの人からの応援はお断わり」といったことはしていなかったと思います。ただ、今回の事態を踏まえるとこれまで以上に注意が必要です。そこで「一切関係を持たない」と党が方針を明示することで、それぞれに自覚と自制を促します。これによって、少なくとも自民党議員が選挙の際に応援要請をし、教団から組織的な応援を受けるといったことはなくなります。〉

――では、新しい方針を守らなかった議員は、党紀委員会にかけるなど処分の対象になるのか?

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〈これだけ要請するわけですから、方針は守ってもらわなければなりません。ただ、チェック漏れなどがないとは限らない。その際は速やかに報告させ、是正措置を取ります。

 今後は一切関係を持たないという方針に、ほぼ全員が従ってくれると思います。重大な決定ですから、方針に沿えない人には党にいてもらうことはできないと考えています。〉

文鮮明と韓鶴子総裁 ©時事通信社

「瞬間映像記憶」の持ち主

 永田町や霞が関界隈では、茂木幹事長について「めちゃくちゃ頭がいい」「抜群の記憶力」という評判が多く聞かれる。

 この機会に、こうしたうわさについても確かめてみた。

――「写真を撮るように記憶するフォトグラフィック・メモリーの人」という茂木評があるが、これは本当?

〈そうですね(苦笑)……それに近いものはあるのかも知れません。映像で物事を記憶するというか、文章も映像で見ます。たとえば、一度資料を見て「ここを直して」と指示した後、返ってきたものを確認するときも、文章を読むというより、映像で見ます。

 たとえば、いつも暗い色のスーツの同僚が急に明るい色を着て来たら、見た瞬間「おっ!」とわかるじゃないですか。それと一緒です。「読む」というより「見る」。パッと資料を見て「あ、直ってるね」と。本当に1秒、2秒ですよ。〉