突然ですが皆さん。このランキング、なんのランキングか分かりますか?

1位 小川泰弘(ヤクルト) 0.02
2位 大野雄大(中日)   0.03
2位 西勇輝(阪神)    0.03
4位 戸郷翔征(巨人)   0.04
5位 青柳晃洋(阪神)   0.05
(9月16日現在)

 これだけ見てなんのランキングがわかったあなた様はビル・ゲイツ級の天才かもしれません。

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 我らがライアン小川。

 最近5試合の成績は、大体6回3~5失点。

 ライアン、大丈夫か。

小川泰弘 ©文藝春秋

自身への不安な気持ちを自身で一掃してくれる男

 我々ファンの不安がある程度溜まってきた時に、それを一掃してくれるのが彼の真骨頂。

 直近の先発となった9月18日の阪神戦では、8回1/3を投げ無失点。3塁にランナーを一度も進めることなく、6回にあげた虎の子の1点を完封リレーで守りきって、今季8勝目を挙げます。

 9月11日、2位DeNAとの直接対決では気迫のこもったピッチングで7回無失点。

 この日は自ら挙げた打点が勝利打点となり、1-0で勝利。ライアンは今季7勝目を挙げました。

 実はライアン、6月3日の西武戦でも自分で打ったソロホームランによる1点を守りきって1-0で勝利しています。

 僕がライアンならこう思います。

「(野手に向かって)自分ら、わざとやろ」

10年間一度も休むことなく先発ローテーションを黙々と守ってきた男

 しかし、ライアンは決して僕のような邪な想いは持っていないでしょう。

 なぜなら彼は、2012年にドラフト2位で入団してからの10年間、一度も休むことなくスワローズの先発ローテーションを粛々と、黙々と守ってきた男。

 2013年に、

 新人王
 最多勝
 最高勝率

 のタイトルを取るも、その後はタイトルからは遠ざかっています。

 確かに、2013年以降はずば抜けた成績は残していないかもしれない。

毎年頑張ってくれているライアンに何か今シーズンの一等賞をあげたい!

 でも、一番ケガの多い投手というポジションで、セ・リーグで直近10年以上、毎年17試合以上を先発して毎年規定投球回に達しているのは、巨人の菅野智之と我らがライアンだけなんです。

 阪神の西勇輝はセ・リーグに来てまだ4年だし、中日の大野雄大は2018年は6試合しか投げていない。

 あの「小さな大投手」石川雅規投手ですら、2020年は15試合の登板に留まっています。

 17試合としたのは、毎年18試合としてしまうと菅野だけになってしまうから(笑)。

 毎年頑張ってくれているライアンに何か今シーズンの一等賞をあげたい!

 【バントの構えの時のバットの高さ】

 はダントツ1位なんですが、さすがにこれでは弱すぎるので、いろんなタイトルを探してみました。

 しかし、これがまぁない(泣)。

 しかししかし!!

 私はついに見つけてしまいました。