さて、次に向かったのは今回の取材旅行の最終目的地であるボストンです。映画『フィールド・オブ・ドリームス』の主人公と同じルートのアイオワからボストンをボクも辿ってみることに(車ではなく飛行機ですが)。
しかもこの日の試合はMLBにおける黄金カード、ヤンキースVSレッドソックス。9年ぶりに訪れたフェンウェイ・パークはライバル対決だったこともあり、開場1時間前から大盛りあがり。
試合は、今季のホームラン王争いで独走中のヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が46号ホームランを放ちリードします。しかし、最終回にレッドソックスが同点に追いつき延長戦に突入。最後は、レッドソックスのサヨナラ勝ちという劇的な幕切れでした。
ボクの取材旅行もついに終了です。ようやく仕事終わりのビールと洒落込むため、良さげなパブを見つけてイン。
お、ちょうど今がシーズン、村上春樹が愛してやまないボストンのビール、サミュエル・アダムスのサマーエールがあるじゃないか! まぁ7~8ドルくらいかな……と注文したところ、カウンターのお兄さんは「5ドル」との返事。
今回のアメリカ旅行で唯一「安いっ!」と思った瞬間でした。それでも日本円だと690円。まぁ普通の値段なんですけど。
ドミトリーで1泊100ドルを超える時代が来るなんて!
最後に宿泊費についても触れておきましょう。アメリカのホテルには、日本のビジネスホテルのようなコンパクトなシングルルームはあまりありません。部屋はダブルが基本なので、1人でも2人でも同価格ですが、それでも2010年代後半の相場と比べると価格高騰の感は否めません。
2010年代後半から価格差はあり、日本の相場がシングル1泊6000円だとしたら、アメリカではダブルで1泊100ドルちょっと。ところが今回は同じようなクラスの部屋でも平均140ドル(1万9000円)ほどかかりました。円安・物価高の影響をモロに受け、こちらもしびれる出費となりました。