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10歳の女の子たちの前を向く姿が胸に迫る

女の子がいる場所は

『女の子がいる場所は』 (やまじえびね  KADOKAWA ¥814 全1巻)

――世界の女の子の未来に想いを馳せる


サウジアラビアで、インドで、アフガニスタンで。生まれついた性別が女の子だったというだけの理由で、教育や自由な結婚を諦めなければならない10歳の女の子たち。理不尽な仕打ちを受けても自分で考え、前を向く姿が胸に迫る。

世界のピントが少しずつ像を結びだす展開に胸アツ

教室の片隅で青春が始まる

『教室の片隅で青春がはじまる』 谷口菜津子  KADOKAWA ¥924 全1巻

――特別って何?普通女子の心模様

 

みんなに一目置かれたいのに冴えない子、SNSで理想の女子高生を演じる子、オタク活動を学校ではひた隠しにする子……窮屈な教室で生きる女の子たち。世界のピントが少しずつ像を結びだす展開に胸がアツくなる。

SNSでも話題の新星による初の作品集

推しの肌が荒れた

『推しの肌が荒れた~もぐこん作品集~』(もぐこん  新潮社 ¥880 全1巻)

ーーマスからはみ出た人々を繊細に描く

 

絵が上手な高校生・マユの推しは、アイドルの真鈴ちゃん。毎日1 枚ずつ推しの絵をSNSに上げていた。たとえ肌が荒れてきても、画面越しの推しはいつも輝いて見えたけれど。SNSでも話題の新星による初の作品集。