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専業主婦、離婚調停中の妻、キャリアウーマン 別の道を進む女性の現実と人生行路

白木蓮はきれいに散らない

『白木蓮はきれいに散らない』 オカヤイヅミ 小学館 ¥1,320 全1巻

――三人の女性の現実と人生行路

 

高校時代の同級生が孤独死したのをきっかけに、久々に集まった50代の女性三人。親子で暮らす専業主婦、離婚調停中の妻、キャリアウーマン。別の道を進み、それぞれしんどい現実を抱える彼女たちはいま何を思う?

家族と社会の現実のなか葛藤する女性の心模様

大邱の夜

『大邱(テグ)の夜、ソウルの夜』 (ソン・アラム/吉良佳奈江 訳 ころから ¥1,980 全1巻)

――国境を越え響き合う 私たちの物語

 

韓国の家父長制が色濃く残る大邱からの脱出を試みる編集志望のコンジュと、ソウル育ちでイラストレーターのホンヨン。ふたりが出会い、共鳴し合う。家族と社会が重たくのしかかる現実のなか葛藤する女性の心模様にグッとくる。

塾講師の今井の個展で見た裸の少女像は…

恋じゃねえから

『恋じゃねえから』 (渡辺ペコ 講談社 ¥726 既刊1巻)

――あの時、何が? 創作と性加害を描く

 

40歳の主婦・茜は中学時代に憧れていた塾講師の今井が、彫刻家になっていることを知る。彼の個展で見た裸の少女像は、かつての親友・紫によく似ていた。あの時の友人の苦しみから、今度こそは目をそらさないと茜は決意する。