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まずは下地氏を直撃!
まず会えたのは下地幹郎氏。オレンジ色の自転車に乗り沖縄県内を走り回るスタイル。総決起集会ではオレンジ色のスーツにオレンジのバラの花束を抱えて登場したので度肝を抜かれた。尋常じゃないオレンジパワー。
下地氏には早朝から交差点で演説していたあとに直撃できた。「『ちむどんどん』のどこが好きですか?」。
一瞬考えた下地氏は「うーん、沖縄の男のだらしなさを描いているところだなぁ……」。
おそらくこれは、詐欺に引っかかるなど家族に迷惑をかけ続ける主人公・暢子(黒島結菜)の兄“ニーニー”(竜星涼)のことを言っているのだろう。続けて「登場人物では誰が好きですか」と問うと、
「うーーーーん」。
会話は終わった。
この絶句はなかなか味わいがあった。ドラマを見たことはあるがそこまで熱心には見ていないということだろうか。一方で次の仮説も浮かぶ。下地氏はこれまで自民党、国民新党、日本維新の会などを渡り歩いてきた。それに対し「コロコロ立場が変わる」という声も沖縄で聞いた。もしかして何度同じような失敗をしてもいつかは成功を夢見るニーニーに思い入れを抱いているのではないか!? ちなみに下地氏は『クソガキの挑戦状』という本も出していた。
続いて会えたのは佐喜真淳氏。こちらも交差点で演説していた。沖縄は車社会なので交差点で演説しながら行きかう車に手を振ることも大事なのである(「お手振り」と呼ぶらしい)。