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「そんなことは1ミリもありません。我々がずっと父に言い続けてきたのは、『代表権のない会長に就き、やりたいことはやってくれ』ということ。ただ、“院政”になるので、現場の指揮系統には入らないでくれと」

――正人氏は、会社の登記簿から自分の名前が消えて驚いたと話している。

「どうしてそういうことになるのか。『3月31日で社長が交代になるから』『会長になってくれ』という話はずっとやってたんです」

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コロナ禍の経営悪化からV字回復も…

――正人氏の社長辞任を決める株主総会の招集は行わなかったのか。

「株主総会はきちんとした手続きでやっています。口頭でも書面でも招集を行いました」

 まったく噛み合わない父と息子の主張。一体、どのような結末を迎えるのか。

 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、“社長解任”をめぐる父と息子それぞれの言い分、一代で神座を育て上げた正人氏の人生、正人氏が「3億円の借金を肩代わりした」という長男の存在、正人氏が解任後に温めているという新たな外食形態の構想、そして、現社長・真之介氏が漏らした父への想いなど、人気ラーメンチェーンで起こった“お家騒動”について詳報している。

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