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愛車の価格は1500万円、でも、主食はスティックパン…日本唯一の“シェルビーコブラ”女性オーナーの愛車への献身がヤバすぎた

愛車の価格は1500万円、でも、主食はスティックパン…日本唯一の“シェルビーコブラ”女性オーナーの愛車への献身がヤバすぎた

レトロ万歳! モーレツ旧車フリーク #1

2022/10/09

genre : ライフ, 社会

note

1500万円の「コブラ」を即決購入

 このコブラを買ったのは、まずオープンカーに乗りたかったっていう思いからですかね。S2000やロードスターも考えましたけど、コブラのように屋根もクーラーもなくて、ハンドルも重い車は、体力があるうちにしか乗れないと思ったんですよね。

 あと、私、昔から爬虫類が大好きで。今もブリードで増やしたヘビやトカゲを販売する仕事をしているんです。家にも数え切れないくらいの子がいて。なので、コブラという名前に惹かれたところも少しありますね。「そういえばコブラってヘビじゃん!」って。

世界的にも希少なシェルビーコブラ

 でも、その時は、実際に(車の)コブラを見たことはなかったんです。中古車情報を見て、広島に1台あるのを見つけられたので駆けつけましたね。ただ、そのコブラは排気量の小さい5000ccのモデルだったんですよ。こういう車を買ううえで、体に響くエンジン音はどうしても譲れないポイントだったんですが、5000ccのコブラだとむしろ自分のFDの方が音圧があって……。「あらら、ちょっと物足りないな」と。

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 ですが運のいいことに、そのお店で「大阪に7000ccのモデルがある」というのを教えてもらって、その日のうちに大阪まで見に行きました。それはもう、内臓まで響くすっごい音で、即決でしたね。1500万円くらいしましたが、迷いはありませんでした。

7000ccのエンジン音に惚れ込んだという

 大きな買い物ではありましたけど、自分が楽しいと思えることは全部、後悔のないようやっておきたいんです。もちろんそれぞれの生き方は自由ではありますが、結婚出産っていう選択をした場合、やりたいことが制限される時期が出てくることもあると思うんですね。そうなったとき、将来子どもの前で「お母さん昔はこうなりたかったんだよ」と言うんじゃなくて、「こうだったんだよ」ってキラキラした話ができる人になりたいなって。

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