息子がつくった借金の返済に追われていることが判明した、ビッグダディこと林下清志さん(57)。現在は神奈川・大磯の食堂で“修行中”であるというダディは、次にどのような目標を見据えているのか? 近況を直撃した。(全3回の2回目/続きを読む)

ビッグダディこと林下清志さん(57)

◆◆◆

睡眠3時間の修行の日々

――沖縄でジンギスカン屋をやったり、東京でステーキ屋の店長を務めたりと、最近はとくに目まぐるしく職業を変えている印象ですが、現在は主に何をされているのでしょうか?

ADVERTISEMENT

林下 今は神奈川県の大磯にある、「めしや 大磯港」という食堂で修行させてもらってます。これ、ぜひお店の名前も出してくださいね。先日、俺が大磯で修行してるって記事がスポーツ紙に出た時、周囲の人たちがすごく喜んでくれたので。

――その「めしや 大磯港」さんとは、どのようなご縁で?

林下 もともとは知り合いから「すごい食堂があるよ」と紹介してもらったのがきっかけです。漁港のそばでとにかくロケーションが良く、テーブル6つとカウンターしかない小さな店なのに、オープン前から40人も50人も客が並ぶんです。

 その後も客席が何回転もして、フライ用の鯖だけでも2日で450匹さばいたことがあります。毎日こんなに魚を扱っている食堂はなかなかないと思いますよ。

 

――そこで具体的にはどのような修行を?

林下 店では皿洗いから調理のお手伝いまで何でもやっていますが、基本的には魚のさばき方を教わっています。夜中の2時に定置網漁の魚があがるのでそれを仕分けして、2~3時間かけてさばくんです。その後はランチ営業、ディナー営業を見せてもらっています。

 今までも自分で釣った魚をさばいて食べていましたけど、プロとしてお客様に提供するものをさばくというのはまったく違うわけですよ。毎日、本当にいい勉強になっています。

――しかし、ほとんど寝る間もない生活なのでは?