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「先輩から『青鬼がきた〜』と髪色をからかわれて…」中学生ギャル(13)が語る、“校則”と周囲からの“偏見”〈元小学生ギャルの現在〉

中学生ギャルじゅなインタビュー#2

genre : エンタメ, 芸能

 中学校に通いながら、ギャル雑誌『egg』の専属モデルとして活躍している元小学生ギャルのじゅなさん(13)。

 今年4月に行ったインタビューでは、髪色の問題から他の生徒と一緒に授業を受けられていないことを明かし、学校との話し合いを続けていくと話していた。あれから半年、学校側の対応は変化しているのか。今回もお父さんに同席していただき、現在の学校での生活について詳しく話を聞いた。(全2回の2回目/最初から読む)

『egg』専属モデルとして活動するじゅなさん(13)

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今後も学校側との妥協点を模索していく

――黒髪でないと他の生徒と同じ教室で授業を受けるのは認められないという学校側の意見と、仕事の都合で髪を染めているというじゅなさんの意見。お父様は、今後もじゅなさんの気持ちを考えつつ、学校側との妥協点を模索していくということでしょうか。

お父さん そうですね。親として出来る限りの事はしたいと思っています。『egg』の仕事が一番だという本人の気持ちも大事ですが、授業や学校行事に参加することも同じく大事なことだと思うので。

 中学校生活はあと2年以上も残っていますから、その間に少しでもいい方向に進めばいいなと思っています。もしかしたら今後、髪色に関する校則が変わることもあるかもしれませんし。

――地域によっては、地毛が明るい人などに配慮して、黒髪校則の見直しへ動き始めている学校もあるようですね。

お父さん 最近ニュースなどでよく見るようになりました。いい流れだと思いますね。もちろん学校のルールがある以上、それに従わなければいけないというのは前提として、生徒の個別の状況に応じて、校則そのものの見直しはどんどんしていってほしいと思います。

 多様性も広がり、いろんなバッググラウンドを抱える子どもがいますので、髪色に限らず、今のままの校則を続けるのには限界もあると思います。

じゅなさんとお父さん

――髪色に限らず、校則そのものの是非については、話し合っていくべきだと。

お父さん そうですね。僕が思うのは、子どもがやりたいことに対して足枷になる校則はあまり良くないということです。好きが高じて仕事になることもあると思うので。

 自分の夢に向かって頑張っている子どもや好きなことを続ける子どもが、学問と両立しやすい環境を作ってほしいです。

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