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不倫関係に陥る“魔性の女子大生役”がハマった

 せっかくエースクラスとして活躍しはじめた若手が辞めてしまっては、グループにとって大きな痛手となる。説得の甲斐もあってか、どうにか卒業は思いとどまった山下。コロナ禍に入って以降は心身共に落ち着きを取り戻したようだ。昨年は4月クールにTBS系「着飾る恋には理由があって」、10月クールにはテレビ東京系「じゃない方の彼女」に出演。グループでも常にメインどころを任されており、八面六臂の活躍だ。

「特にヒロイン役で出演した『じゃない方の彼女』の演技は好評でした。濱田岳演じる小谷雅也と不倫関係に陥る“アザと可愛い”魔性の大学生・怜子役がハマっていた。映像作品関係者の目に留まり、出演オファーも一気に増えたと聞きます」(前出・ワイドショーデスク)

 そして現在の「舞いあがれ!」出演へと繫がるのだ。

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関西弁を猛勉強して撮影に挑む山下

「『舞いあがれ!』の視聴率は16%前後をキープしており、流石は朝ドラと言ったところ。山下は関西弁を猛勉強して撮影に挑んでいるそうで、更なるステップアップへの大チャンスを逃さないという気合いを感じますね。初登場となった第4週にはSNSでも話題が絶えませんでしたし、NHKにとっても好材料となっている」(同前)

NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」のヒロインに決定し、記者会見する福原遥 ©共同通信社

 芸能界は時に、タイミングと巡り合わせが物を言う。かつてAKB48の15期生オーディション応募が始まったのがちょうど10年前。山下の場合は、乃木坂46加入前の紆余曲折も加入後の一時活動休止も、全てがいい方向に転がったというところか。