文春オンライン

2022/11/12

──宗教2世をとりまく問題を広く知ってもらうことで、どのような期待をされていますか?

菊池 もちろん「宗教=悪」ではありませんが、自分で自分の意志を選べない、切り開けないことに苦しみを抱えている宗教2世と言う存在がいることを知ってもらいたいです。

 ムーブメントが起こせるとは思いません。でも、もし「苦しいのに苦しいと言えない」と思っている宗教2世がいたら、「苦しいって言っていいんだよ」と教えてあげたいですし、そう言っている人たちが大勢いることも知ってほしいですね。

 あと欲を言えば、ちょっとだけ社会も変わればいいなと思います。

©菊池真理子/文藝春秋

宗教2世が差別されない社会へ

──宗教2世が差別されない社会の構築も必要ですね。

菊池 そう思います。「宗教をやらない」という選択肢すら与えられなかった宗教2世が、自分の意志で生き直そうと決めた時に、みんなが普通に受け入れてくれる社会であってほしいと思います。私もそうでしたが、子どもはいいも悪いもなく、親が決めたから入信するというケースがほとんどなんですよ。

 少しずつ、でも息長く私たちも発信していくことで、1ミリずつでも何かが変わっていったらいいなと思います。

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー

関連記事