11月1日、滝沢秀明氏(40)がジャニーズ事務所を退社したとジャニーズ公式サイトで発表された。同日にはスポーツ各紙が報じ、芸能界に激震が走った。滝沢氏はグループ会社である「ジャニーズアイランド」社長を務めていたが、すでに9月26日で退任しており、現在は元V6の井ノ原快彦(46)が後任についている。

ジャニーズアイランド社長に就任した元V6の井ノ原快彦(Johnny's netより)

「ジャニーズ事務所は取材に対し、9月中旬に滝沢氏側から退社の申し出があったと説明しています。現在は双方が弁護士を立てて条件面を協議中。ジャニーズ事務所側は退社の意思を固めた滝沢氏に対して『慰留した』とも説明していますが、あくまで“建前上”で、事務所内でも滝沢氏の退社は規定路線だったのではないかとも言われています」(スポーツ紙記者)

 突然の退任劇となったわけだが、予兆はあったのだろうか。ジャニーズ事務所関係者は「いま振り返ると、“タッキー外し”とも言える動きは以前から起きていましたよ」とこう明かすのだ。

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“タッキー外し”の予兆とは

「滝沢氏は2019年にジャニーズアイランド社長に就任した後、“現場密着型”でタレントの面倒を見ていました。スーツを着てSnow ManやSixTONESが出演するテレビ番組の収録現場に顔を出したり、Jr.がメインの舞台である『少年たち』や『滝沢歌舞伎』なども稽古に立ち会うなど、かなり熱心に面倒を見ていた。

 ただ、今年の春頃からでしょうか。現場で『タッキー来ないね』なんて言われることが急に増えていました。今年の夏に行われた公演『マイナビ サマステライブ 未来少年』の稽古にも姿を現さず、“お目付役”は振付師のA氏が担っていました。2019年からは自身が主演していた頃から力を入れていた舞台『滝沢歌舞伎』の座長をSnow Manに託し、今年行われた舞台『少年たち』も稽古からほとんどノータッチ。

 Jr.たちからは不安がる声があがっていましたよ。ただ、誰も滝沢さんがジャニーズ事務所を辞めるなんて考えもしなかった。だから当時は『燃え尽き症候群なのかもね』と言われていた」

存続が危ぶまれる「滝沢歌舞伎」
以前は滝沢氏が稽古にも訪れていた舞台「少年たち」

 しかし、ここ最近は社長としての滝沢氏の存在感がどんどん薄くなっていたようだ。それは外部の目から見ても明らかだったという。

「いままで滝沢さんがJr.の営業をしたり、メディアなどへの挨拶周りをしたりしていました。この役割が徐々にBさんへと移行していたんです。Bさんは滝沢さんのタレント時代にマネジャーをしていたこともあって関係はかなり密。『Bさんの言葉は滝沢さんの言葉』として受け取られていましたから、移行もかなりスムーズでした」(テレビ局関係者)

 ある芸能関係者は「所詮タッキーは“本流”じゃないからね」と嘆息する。