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《芸能界復帰》春香クリスティーン(30)が語る“空白の4年7カ月”の休業期間「沖縄の陶芸工房でバイト、コールセンターで派遣社員…」

《芸能界復帰》春香クリスティーン(30)が語る“空白の4年7カ月”の休業期間「沖縄の陶芸工房でバイト、コールセンターで派遣社員…」

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クリス 「(芸能界とは)違う世界を見たい」という想いが強くあったので、海外の留学先を探しました。でも単なる語学留学にはしたくなかった。語学以外の何かをしっかりと勉強したかった。すると、カナダのブリティッシュコロンビア州のビクトリアという都市にある大学で経営管理を学べるコースを見つけました。運命的なものを感じて惹かれましたね。自分に足りていないものが、そこにあるような気がして。カナダという国にもシンパシーを感じていました。すぐに決めて、2018年5月から3カ月間、留学しました。

――「経営管理」とは具体的に何の勉強をしましたか。

クリス ビジネスの初歩的なことです。アカウンティング(会計)やファイナンス(財務)、ヒューマンリソース(人事)など、会社経営に必要なことを1週間ごとにみっちり学ぶんです。それが、すごく面白くて! 勉強に没頭しました。「会社」や「経営」に関するアレコレって、それまでの私が一番知らなくて、一番知りたかったこと。最も欠けている部分がスポンジのようになっている感覚。毎日「吸収しているな」という実感がありました。

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 留学先ではいろんな国籍の友達ができたんですが、実は、今だから言えるんですが、当時はみんなに隠していたことが一つあるんです。

――なんでしょう?

クリス 多くの留学生はウィークリーマンションを借りたり、ホームステイをしていたんですけど、私は3カ月間、ホテルに滞在していました。なぜなら、私って生活力がないじゃないですか。放っておくと、部屋をすぐにゴミ屋敷にしちゃう(笑)。ホームステイ先の家族にも迷惑がかかるし、勉強にも集中したかった。お金はかかったけど、片付けを全部やってくれるホテルを選んだんです。まあみんなには「1人で暮らしてる」と説明していたので、ウソではないんですけどね(笑)。

 毎朝起きてバスの中で勉強しながら大学に行き、授業を受ける。食事は昼も夜も学食で食べて、夜9時くらいまで図書館で勉強。バスでホテルに帰って、好きなドラマを1話だけ見て寝る。多分この先の人生で二度とできない贅沢な生活を送った3カ月間でした。

 

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――カナダから帰国した後は?