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《芸能界復帰》春香クリスティーン(30)が語る“空白の4年7カ月”の休業期間「沖縄の陶芸工房でバイト、コールセンターで派遣社員…」

《芸能界復帰》春香クリスティーン(30)が語る“空白の4年7カ月”の休業期間「沖縄の陶芸工房でバイト、コールセンターで派遣社員…」

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クリス 求職活動をしました。具体的には、インターネットの求人サイトに登録して、採用面接にも行ったことがあります。探していたのは「語学」を使う仕事。会社に貢献できることは何だろう? と考えた時、「自分の武器はやっぱり語学力かな」と思ったので。そして、ある派遣会社に登録することになって、そこから企業に派遣されることになりました。

 

——語学を使う仕事が見つかったと。

クリス はい。多言語のコールセンターに勤務することになりました。クライアントである企業にかかってきた英語などの電話に対応するという仕事です。基本的な問い合わせにはマニュアルで対応するんですが、面白かったのは「電話通訳」ですね。例えば、日本人とアメリカ人が電話しているところに私が入り、それぞれが喋っていることを伝える、という仕事です。電話で3人が喋る時もあるし、私以外の2人は実際に対面して私だけ電話で参加するということもありました。刺激的な仕事でした。コールセンターでの勤務はコロナの直後、2020年3月まで約1年間、続けました。

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 加えて、私は派遣社員として仕事ができたことも、自分にとってはいい経験になったな、と思っているんです。

——いい経験とは?

クリス 以前、芸能界にいた時の2015年、安倍政権下の「労働者派遣法改正」の審議を見に行ったことがあったんですね。正直に言うと、当時はこの改正がどういう意味を持っているのか、体感的に理解できていませんでした。でも、実際に自分自身が派遣労働者になってみると、「あの時の改正って、ここが変わったんだ」ということが身をもってわかる。派遣労働者になって、新たな視点を1つ持つことができたと思います。

 

#2へ続く>

写真=山元茂樹/文藝春秋

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