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常に白く裏返されている「幻の天ぷら」

 ところで、整然と並ぶメニューの一番上左端の短冊は常に白く裏返されている。謎の天ぷらがあるのだ。実はこれ限定7食の「いかかき揚」である。常連だけがありつける絶品の天ぷらだそうだ。

 そこで、1週間後、朝8時過ぎに再訪したところ、「いかかき揚」の短冊はしっかりと表面になっていた。最後の1つをいただくことができた。「いか・かき揚と木クラゲのそば」510円。「いか・かき揚」はいかが小さく細目に切って揚げられている。いかの香りが口いっぱいに広がって、つゆとの相性がよい。「木クラゲ」100円もすごい量でおどろいた。山田製麺の茹で麺だが、コシもあり食べごたえもある。若大将に挨拶して店を出た。

これが幻の「いかかき揚げそば」。キクラゲトッピング

 余談だが、「二葉」でチャーミングなところがひとつある。それはピンク色の楊枝入れだ。使い終わった醤油さしを再利用しているのだが、楊枝の取りにくさは天下一品。どこから取ればいいか困惑する。これがまた堪らない。

取り出しにくい!
INFORMATION

そば処二葉

住所 東京都千代田区神田和泉町1-4-6 西川ビル1F

営業時間 7:30~17:00
定休日 土・日・祝