〈あらすじ〉
マーゴ(アニャ・テイラー=ジョイ)はグルメマニアのタイラー(ニコラス・ホルト)に誘われて、世界で最も予約困難なレストランを訪れる。この夜、伝説のカリスマシェフ、ジュリアン・スローヴィク(レイフ・ファインズ)による究極のコース料理を味わえるのは、著名な料理評論家や映画俳優など、選ばれた特別な客だけ。
タイラーは美食に興奮しきりだが、マーゴはふとしたことで違和感を覚え、それはコースが進むにつれて大きくなっていく。一皿ごとに仕掛けられたサプライズとスローヴィクの口上により不穏な空気が漂い始め、ゲストは恐怖へと追い詰められていく。
〈解説〉
本年度のエミー賞で25ノミネートを果たした「メディア王 ~華麗なる一族~」のマーク・マイロッド監督作。孤島の高級レストランで繰り広げられるサスペンス・スリラー。108分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★★☆「食」をめぐる人間模様。変種の密室劇のようでもあり。若い娘を配したことで、批評性もあり。様々な視点で楽しめる。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★★★☆劇画的な設定だが、あくどさに味がある。装置や料理に笑えるし、闇落ちしたカリスマと不敵な「部外者」の対決が面白い。
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斎藤綾子(作家)
★★★★☆命がけの洗脳に見ているこっちも縛り付けられシェフの合図に飛び上がりそうに。どう逃げ出せばいいか貴方はわかる?
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森直人(映画評論家)
★★★★☆ブニュエル『皆殺しの天使』のバラエティ加工か。演劇性やホラーのエグみも混ぜてぶっこみ、良い意味でB級グルメ的。
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洞口依子(女優)
★★★☆☆風変わりな料理の様な映画を際立たせるファインズとホルト。スモア(菓子)の登場に苦笑。日本版もあれば面白いかも。
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
INFORMATION
『ザ・メニュー』(米)
11月18日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
https://www.searchlightpictures.jp/movies/themenu