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日ハム・新庄監督は「ビジネスライクなメジャー型」

 今年活発なトレードに関しては16日の日刊スポーツの解説がわかりやすかった。新庄剛志監督が率いる日本ハムもトレードが多いことに関し、

《選手の移籍が一般的なメジャーを現役時代に経験したことも背景にあるとみる。その点で言えば、楽天石井GM兼監督もそうだ。》

新庄剛志監督 ©文藝春秋

 日本球界で例年になく選手の流動性が高まっていると解説。トレードが活発化している今季だが、こうしてみると「ビジネスライクなメジャー型」(新庄、石井)と「情念も垣間見える星野流 血の入れ替え型」(立浪)という2つの流れが交差しているのが面白い。

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 いずれにしてもファンの議論が活性化し(それもプロ野球の魅力である)、選手も移籍先で活躍すれば成功だ。いちプロ野球ファンとしてはトレードのネガティブなイメージが変わればいいと思っている。この原稿では「放出」という言葉は使わなかった。これからは「マッチング」という表現なんてどうでしょう。京田はDeNAとマッチングし、砂田は中日とマッチング。

 移籍した選手が見逃せません。来年がもう楽しみです。