「アンタ刺されるんじゃない?」家族の理解は得られず
14歳差という数字を考えると気になるが、実際の生活で年の差を感じる場面はほとんどないという。
「彼女に言わせると、年下だといろいろ許せるそうです。日々の生活で何かあっても、『若いからたぶんここまでは気付かなかったんだろうな』って自分で納得できるらしい。僕のほうからも気を遣うことはありませんし、普通に生活できてると思いますよ。
彼女は昭和生まれで、僕は平成生まれなので、多少はジェネレーションギャップみたいなことは起こりますけど。お互いアニメやゲームが好きなので、何を見てきたとかどんなゲームをやったとか、そのくらい。それに僕も古いアニメとかはけっこう見てるので、たまに彼女から『本当に21歳なの?』って言われます」
当人同士はいたって自然体。ただ、今のところ家族の理解は得られていないという。
「彼女のことを母親に話したんですが、やっぱり将来的なことが気になるようで、『そんな年上の人と付き合ってるの? 子どものことはどうするの』『仮に別れたとしたら、彼女は結婚できる最後のチャンスだから、逆恨みされてアンタ刺されるんじゃない』って説教じみたことを話されました。『そんなわけないじゃん』って無視して家を出てきたので今はどう思っているんでしょうか」
二人の間では笑い話になっているというが、やはり年齢差を気にする空気は微妙にあるということか。
「同棲もしているんで、いずれは結婚するつもりではいるんですけど、彼女は子どものことは引っかかってはいるようです。どうする? みたいな話にはなるんですけど、いつもうやむやに途切れてしまう。今のところお互いどっちでもいいというか、タイミングなのでそこまで悩んでいるわけではないですけど」
将来的な話はまだこれからのようだが、少なくとも年齢差が深刻な問題になることは今のところなさそうだ。
「老後のことを想像したりもしますが、正直、まるで思い浮かばなくて。このまま普通に働いて楽しく暮らしていければいいかなとは思ってます」