衆議院議員や上場企業会長のパパ活疑惑、川崎市で起きた少年たちによるパパ活狩り事件と、毎日のようにニュースを賑わす「パパ活」の3文字──。その一方、パパ活をしている側の女性たちに意外な悩みをもつ人が多いことをご存じだろうか。
その悩みとは「親バレ」だ。
なぜパパ活が親にバレてしまうのか、親バレするとどんなことになるのか。親バレ経験をもつ現役パパ活女子の結城香子さん(仮名、28歳)に話を聞いた。(取材・文=押尾ダン/清談社)
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バックパッカーと整形費用のため、パパ活へ
現役パパ活女子の香子さんは、元セクシー女優の明日花キララを彷彿とさせるスタイル抜群の美女。待ち合わせ場所の港区のカフェに彼女が現れると店内の男性客がざわついたほどだ。
現在28歳の香子さんは大学2年生からパパ活を始めた筋金入りのパパ活女子で、それ以外に銀座の高級クラブでホステスをしたり、ソープランドで働いたりした経験もあるという。
──まずパパ活を始めたきっかけを教えてください。そもそもなぜそこまでしてお金が必要だったんですか。
香子 私は大学卒業後に2年間、世界各国を旅するバックパッカーをしていたんですけど、その旅費がほしかったんです。それと整形手術の費用ですね。整形は目とか胸。ずっと胸が小さいのがコンプレックスだったので、豊胸手術をしたかった。
──バックパッカーに整形。それでパパ活を始めた?
香子 最初はパパ活ではなく銀座の高級クラブでホステスをしていたんです。スカウトされたんですけど、週3回の出勤で、チップを含めて月40万くらいの収入がありました。
ただ、バックパッカーをする予定だったけど、就職活動も一応やっておこうと思い、大学3年のときに就活を始めたんです。でも、銀座でホステスのバイトをしながら就活しても中途半端になってしまって。それをお客さんに相談したら「じゃあ、店をやめて俺の愛人になりなよ」と。
──銀座のお客さんが最初のパパだったわけですね。
香子 はい。ソフトウェアやシステム開発をしている上場企業の社長さんなんですけど、「店で稼いでいる分は俺が全部出してやるから」って言われて。その人とは月3回のデートごとにお手当をもらう「都度」だったんですが、月50万ぐらいもらっていました。
──月3回だけ会って50万ならかなり効率的です。
香子 でも、そのパパとのデートが本当に大変で……。1回会うごとにホテルで4時間もセックスするんですよ。それだったらパパ活より風俗をやったほうがもっと稼げるんじゃないかと思って、しばらくソープランドで働いていたこともありました。