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──セクハラやパパ活的な要求。それは具体的に言うと?

香子 仕事終わりは毎日上司に飲みに連れ回され、休日も上司から「合コンするからお前の友だちの女の子を紹介しろ」って連絡がくるんです。その40代の上司からは、「紹介してくれたらお前に優先的に仕事を回してやる」って露骨に言われました。

 専門ソフトの使い方を別の上司に質問すると「教えてやるからデートしよう」って迫られるし。コンプライアンスがしっかりしている会社ならこんなことはないと思いますけど……。これじゃパパ活と同じなので、コロナ禍を機に会社をやめました。

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現在の収入は月120万弱

──それは相当ヤバい会社だと思いますが。ちなみに、いまはパパが何人くらいいて、どれくらいの収入があるんですか。

香子 多い人で月2~3回会う感じなんですが、そういう固定客のリピートを含めて数十人はいるんじゃないかな。お手当は都度でもらっていて、最低5万、多い人で10万ぐらいです。

 基本的には1日にひとりだけ会い、それを週6日の稼働で回しています。そうすると単純計算で5万×6日×4週=120万。実際の収入は月120万弱じゃないかなと思います。

──もうご両親はパパ活しているのを知っているんですか。

香子 いま私は港区でひとり暮らしをしているので、もう持ち物でバレることはなくなりましたけど、なんとなくわかっていると思います。父も察している気がしますね。

 だから、たまに私物を実家に取りに帰って両親と顔を合わせると、すごく気まずい雰囲気になります。怒られたり喧嘩したりするわけじゃないけど、和やかな雰囲気とはほど遠い。パパ活をやめない限りは、この状態がずっと続くんでしょうね。

香子さん(清談社提供)

◆◆◆

 AV女優が親バレしたエピソードはよく耳にするが、これまでパパ活女子の親バレはあまり聞いたことがなかった。

 しかし、水面下には香子さんのように親バレしているパパ活女子がたくさんいるに違いない。安易にパパ活する前に、パパ活にはこういうリスクもあることは知っておいたほうがいいだろう。