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〈W杯・渋谷の狂騒〉「『合法痴漢?』みたいな状態でした! 楽しかったー」死の組でグループリーグをまさかの1位通過…そのとき渋谷はどんな状況だったのか

〈W杯・渋谷の狂騒〉「『合法痴漢?』みたいな状態でした! 楽しかったー」死の組でグループリーグをまさかの1位通過…そのとき渋谷はどんな状況だったのか

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通勤する男性は…

 一方、日常的に渋谷駅を利用しているという会社員の男性は喫煙所で煙をくゆらせながら、「失うものがない感じが若いなーって思うね。でも、俺が若かったとしても、なんだろう。あんな風にはしないと思う。特に文句があるわけじゃないけど、なんだかなーみたいな気持ちはあるよね」と語る。

通勤する人が増えるにつれて渋谷から人は少なくなっていった

 空が明るくなるにつれ、渋谷の熱も冷め始め、騒動が落ち着いてくる。渋谷駅前交番に勤める警察官に話を聞くと、今朝は騒ぎはあったものの事故の報告は受けていないという。狂騒を楽しみながらも、最低限の節度を、その場の皆が持っていたということだろうか。

 日本代表がW杯で初めて逆転勝利を挙げたドイツ戦。コスタリカには敗れたものの、スペイン戦も逆転勝利で金星を飾った。グループリーグそのものも、窮地に立たされた状況から逆転した決勝トーナメント進出といえるだろう。5日のクロアチア戦でも、戦前のイメージを覆す躍動を期待したい。

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